ドック入り

日帰りツーリングで高速道路に入り順調に走行、、、のはずだったのですが、次第にエンジンノイズが大きくなってパワーダウン、オイルランプも点灯して緊急事態発生!
すぐに回転を落として最寄りの料金所で停車。店に電話して引き上げてもらいました。

その後夕方近くまで掛かりっきりで原因究明の結果、クランクシャフトの大端ベアリングが逝っている!!事が判明。
故障の経緯としては、ピストンリング交換で圧縮が規定値よりも高い状態だった事が、くたびれていた大端ベアリングの破綻に結びついたのだろうとの診断でした。
そう言えば、高速では突風を伴う向かい風の強風で、すごい風圧を感じていたのと、トップギアで4000回転、100Km/hで走行していましたから、ピストンも目一杯のトルクでクランクを回していた状態だったと思います。これで大端ベアリングが悲鳴を上げていたのですね。
「異常を感じてから無理に走行を続けず、素直にあきらめて救援を求めたのは正しい判断でしたね。」と、店主談。
店でエンジンを掛けても、初めのうちはトラブルが再現せず、たんなるタペット音が大きめに出たのだろうという結論になりかけたのですが、オイル交換をすると真っ黒けのオイルに銅色のスラッジが僅かに認められ、これが真相究明の手掛かりとなりました。普通大端ベアリングが逝ってしまうとアイドリングもまともにできなくなるそうなので、今回のように徐々に壊れてゆくパターンは始めて出会う症例だそうです。その分、原因究明に時間がかかりました。
というわけで急遽ドック入りとなり、代車のSL230で帰ってきました。
引き上げから、修理まで保証期間と言うことで、全て無料。良心的な対応で、安心です。店の方は赤字にならないか逆に心配ですが、、。
最も深刻なトラブルが店から近いところで、しかも朝の9時過ぎに起きたという点では、その後落ち着いてじっくりと対応ができ、結果的に良いタイミングのバグ出しになりました。
前週の伊勢ツーリングは馴らし中であまり回さないで走ったから壊れずにもっていたのですね。調子に乗って回していたらと思うとゾッとします。(笑)