ファミリートライアル第1戦

昨年はビギナークラスで参戦していたファミリートライアルですが、今年から一つ上の「アッパービギナー」クラス(以下UB)に自主昇格(笑)しました。
はじめてのUBクラスとなる今回の参戦の位置付けは…


●トライアルを始めて1年目の成果を確認する。
●UB参戦ライダーの中でのポジションを知る。
●さらにステップアップするための課題を見つけ出す。
●次週のコンペに向けて、試合慣れしておく。
の4点です。
今回のエントリー数はUBが35名と多め。ざっとセクションを下見したところでは、かなり意地悪な設定がなされており、難易度は高そうです。おまけに前夜降った雨のせいで、多くのセクションがヌルヌルの滑りやすいコンディションになっているので、厳しい洗礼も覚悟しておいた方がよさそうです。
実際スタートしてみると、絶対に足がでてしまうガレ場ターンや、足を使っても上るのがやっとの石と木の根の段差。あるいは急斜面ターン+滑る岩の組み合わせや、滑り台のように傾斜した高さ2mの大岩登り。木の根段差を越えたらフルロックターンしてどろどろ水溜りからつるつる倒木越え。登り傾斜でターン直後に70cm程の岩ステア越え…などなど、簡単に前には進ませてくれないセクションの連続でした。
特に酷い目に遭ったのが、第9セクションIN直後のきつく傾斜した2mの大岩のぼりで、エンジンを吹かしすぎてラインを外し、上りきれずに岩の上から後ろ向きに落下、そこへバイクも落ちてきました。
幸い、バイクの直撃をまぬがれ、人車共にダメージがほとんど無かったのが幸いでした。
しかし、4セクや10セクでは難所をクリアした時の達成感がすごくあり、思わずガッツポーズ。終わってみれば内容の濃い、充実したコンペとなりました。


さて、10セクション3ラップを終えての結果は…

クリーン13、5点×2、3点×7、2点×4、1点×4で、35名中、11位でした。


トライアルを始めてそろそろ1年目が近くなりましたが、このクラスでクリーンを13出すことができ、35台中11位の好成績に大満足です。この結果を出せた一番の理由は、先日から取り組んでいるターン練習の成果が現れた事に尽きます。
滑りやすい不安定な場所でのタイトターンで、これまでは足が出て止まってしまうところを、今回はしっかりバランスをキープしながら狙ったラインに乗せていく事ができ、その先のツルツル丸太や高いステアなどを越えて行くことができました。(もちろんポロ足1点もたくさんありましたが…)
他に良かった点としては、少しコンペ慣れしてきて、落ち着いてトライできるようになってきました。(これまでは頭が真っ白になって、どう走ったのか思い出せないトライがつきものでした)
今後の課題としては…
・さらにターンを磨き、つまらないポロ足撲滅を目指す。
・ステア越えの精度を高め、ステア前後の状況に対応できるようになる。
・ガレの走り方を身に付ける。
・丁寧にグリップさせる。グリップを引き出す乗り方を覚える。
です。次週は初めての会場で、今回よりもさらに高いレベルのコンペとなりそうです…
現状の腕ではどこまで通用するか不安ですが、今回の経験を活かして頑張りたいと思います。