今日の練習

近畿戦での経験から、練習はもう少しハード目に慣れていく必要を痛感。
そこで、えぐれた溝のような地形でのタイトターンや、出口が難しいターンからの登りを組み合わせたセクションなど、先日のコンペで課題となった地形をイメージしながら練習。
特に今回の練習で頑張って取り組んだのが、フロントホイールほどの高さのコンクリート壁に続く土手の地形を利用したセクションです。





ターンしながら30センチ程の段差をフロントが降り、さらに曲がりこんで前下がりの姿勢でステアに正面を向けると、いきなりフロントアップしないと間に合わないほど目前にステアが迫ります。しかもステアを上がった先が土手斜面なので、フロントが上がったとたんにリアが失速しやすく、難易度的にはこれまで経験した中でも最上級です。
というわけで、私が成功したのは数回のみで、あとはあえなく失敗の連続でした…


成功した時はスルリとあっけなく上がるのに、失敗のときは全く歯が立たず、成功と失敗の差が極端なのです。Nさんは、勢いの乗せ方が上手で、数回のトライでスルスルと簡単にこなせているのに私は何かが足りません???
結局その場では失敗の原因も成功の理由も解明できず、その日の練習を終えて帰途に着きました。


さて、家に帰ってから撮影した映像を繰り返し見ました。
すると、どうやら私はフロントをステアの角に当てて跳ねさせすぎているようなのです。そのために前進の勢いが上方向に逃げてしまい、急激に失速しているように見えます。(ステアの真上でポンとフロントが弾む動き)
ステアの先に土手がなければこのやり方でも通用するはずですが、今回の地形ではステアの先の土手にリアが上がるよりも先にフロントが着いてしまいます。このせいでリアがステアを上る勢いが抜けてしまうようなのです。


という訳で、今回の地形では、上げたフロントはステアを低くかすめるようにして、バイクが前進する勢いを最大限に活かすのが正解なのかも知れません。
そうしておいてリアが勢い良くドスン!とステアの壁にぶち当たっても、土手のお陰でフロント位置が高く車体姿勢は上向きのままですから、結果的にステアの壁の角度がゆるくなったのと同じ理屈でリアホイールもスムーズに上がってゆくはずです。


今度行ったら、この攻略法が正しいのかどうか検証しなくてはなりません。