昨日の練習

今日はあいにくの天気で練習ができず残念でした。

昨日は練習したのですが、練習疲れでパソコンに向かわずじまいでした。


その土曜日ですが、次回選手権対策セクションを4つ作っていただき、延々とトライの一日でした。

前半2つのセクションは、「滑る土斜面のセクション」で、登り斜面の下に丸太があり、手前でタイトターンして曲がりきらないうちに丸太越えから滑る斜面を登ります。

登りきったところがツルツルの溝になっており、その溝でもターンしながら抜け出します。


ターンしながら前輪はソロリと丸太に差し掛かるのですが、次に後輪が丸太に差し掛かる時には前輪はもう斜面を登りはじめているので、「曲がりながら、丸太を越えながら、滑る斜面を登る」というやっかいな設定です。


もう一つのセクションは、同じ斜面の登りですが、丸太が無いかわりに、右ターンしながら狭い木の間を抜けて登るには、どうしても一旦左斜め方向へ登り始めてから、すぐに右へ切り返しさらに登らないといけません。


ところが斜面で切り返すポイントに、小さな木の根がでていて、これがものすごく滑るのです。

登りながらの根っこなので、なるべく勢いだけでやりすごしたいのですが、手前の切り返しで勢いをつけようとすると、そこで先に滑ってしまって失敗します。アクセルを絞ってソロ〜、と通過しようとしても、やはり根っこで滑ってしまうというこれまたやっかいな設定です。


どちらの設定も1時間以上繰り返し取り組みました。

グリップが悪いので、とにかくスロットルを必要最小限に絞るシビアなアクセルワークや半クラ操作をしつつ、メリハリの効いたボディーアクションで丸太の衝撃を抜いたり、加速や上りの切り返しを行うという、「毛糸でバーベルを吊り上げるような」神経が張り詰める操作の練習になりました。

リアのグリップ感も少し磨かれたかなと思いますが、ギリギリのグリップを保っているときに、小さな根っこやわずかに顔を出している石を踏んだ瞬間にやられてしまいます。

こういった「地雷」を踏むと、かろうじてバーベルを吊り上げていた糸が、プツン!と切れてしまうのです。

なので、「糸を切らずにバーベルを上下動させる」みたいな技までも身に付けないとダメですね。

つまり、滑る状況でのリアタイヤの僅かなグリップを感じ取って使い切るセンスとテクニックを磨くということです。

もっと簡単に表現すれば、いかなる場合も「滑るのはグリップが悪いのではなく、ライダーの操作が悪いのだ」ということです。

例えば「バランスの乱れ」。これなどはグリップを失う大きな要素の一つですし。

だから今後は、「どうしようもないほど滑る場所で、ゼロ発進の練習をする」などで、グリップを引き出すテクニックをもっと意識して磨きたいと思います。


後半2つのセクションは、「ガレ・キャンバーターン・岩盤登り」で、ガレ気味のポイントでターンしながら立ち上がり角度がきつくてタイトなキャンバーターンの直後に岩盤登りみたいな、バイクがめまぐるしく姿勢変化するような設定。

岩盤登りでは、濡れた岩に泥が乗っているので、ドライのつもりでアクセルを開けるとホイルスピンして上がれません。さりとてソロリと開けているとこれまた登りに負けてダメです。

そこで、この登りでは「アクセルを戻しながら登る」という操作を明確に意識してみたのですが、なるほど滑らずに勢いが維持できるものですね。

こういった斜面では、エンジンを吹かしても、吹かさなくても「登りきる手前で滑り出してバタバタ」が多かったのですが、今回の練習では途中からグリップが増す感じが掴めたので、練習の甲斐がありました。(^-^)


今回は、グリップがシビアな状況でのターンや登りがみっちりと練習できたので、ヘトヘトになってしまいました。

以前は肩こりが酷かったのですが、昨秋以降は膝や太ももが疲れるようになってきました。

今回は特に太ももが筋肉痛なので、疲れ方からすると、ようやくトライアルらしい体の使い方になってきているのかな?

だとしても、まだまだ話にならないレベルですね。(苦笑)
もっともっと足腰が使えるようにならないと。