いよいよ冬

カレンダー上では、明日から冬。
冷え込んだ朝は、走り出すまでの準備で凍えるし、走り出しても体の反応や動きが本調子になるまで時間がかかりますね。
気分的にもテンションが上がりにくいし。


でも、選手権は1年でも一番寒い時期にスタートして、3戦目頃までそんな気候ですから、寒い時のコンディションの整え方をマスターしておくだけでも、シーズン前半を有利に過ごせることになります。
なので、冬こそ早起きして9時にはガンガンセクション突入できる位の過ごし方をしたいと思う今日この頃です。(笑)




しかし、寒いと関節や筋肉などを傷めやすいのが心配の種…。


そこで、特に冬場は練習開始までに筋肉や関節を温めてほぐし、力強く、そしてしなやかな動きができる状態にすることが重要だと思います。


ちなみに私がやっている対策は、
●発熱素材の防寒下着(ユニクロで売っているヒートテック素材のやつ)
●厚手の靴下
●念入りなストレッチ
●バイクにまたがって行う「動作のストレッチ」と「フォーム基本」の確認
●「操作基本」の確認
です。


ユニクロヒートテックは良いですね!
薄くて軽くてフィット感が高く、汗をかいてもサラッとしてすぐ乾くし温かさも程良いです。


・ストレッチは体の各部分の調子を訊くような感じで、自分の決めた「いつもの伸ばし具合」になるまでゆっくりと近づけてゆきます。
下半身の関節と筋肉がメインですが、下半身と肩や手・指などのストレッチングを組み合わせて短時間で多くの部位を伸ばすように工夫しています。
このストレッチを行うと全身に油が回ったようなスムーズな感じが実感できます。


・そしてバイクにまたがるのですが、ゆっくり走りながら左右の限界まで体を交互に移動させます。体が移動すると大きくバランスが崩れますが、それをバイクの寝かし込みでカバーして前進します。この「ゆっくり前進」がミソで、やってみると案外難しくて、バイクとの一体感をつかみながら「動作のストレッチング」ができます。
あと、目一杯後ろに腰を引いたり、逆に前へ出したり、あるいは片手を離して目一杯上半身をひねったりするのも「動作のストレッチ」で、バイク操作の動きを大きくスムーズにします。


・フォーム基本の確認は、「上半身の力を抜く」「ステップの真上に立つ(バイクの真ん中に立つ)」「腕と胸で大きな円をつくる」「ターン内側のふくらはぎに車体を当てて安定させる」「ステップを滑らかに踏み替える」の5点を意識し、フルロック8の字ターンや片手離しのスラロームなどを行います。


・操作基本の確認は、小岩にフロントを乗せて停止→前進→リアを乗せて停止で、アクセル・クラッチ・ブレーキ操作のチェック。斜面での上り下りや横断・ターンで、傾斜でのステップワークのチェックなどを行いながら、練習場を一回りします。


だいたいいつもこんな手順に従っています。
手順が決まっていると、大会でも落ち着いてウォームアップできるというメリットがあります。


あと、トランポを停めてから練習準備完了までの手順をできるだけ無駄なく速く済ませてしまうというのも、練習へ向けての良い滑り出しになるので心がけています。


これで冬場の練習もケガなしで充実させたいですね。