大会を振り返って(NBクラス)

●1セク 3.00/2.83(私の平均減点/6位までの平均減点)
最難関セクションでした。
インで沢を横切った先は、薄暗くて狭いツルツル斜面に小〜中の岩や太く盛り上がった木の根だらけの中をこれでもかというほどタイトターンの連続ではいずり回った末に、止まった状態からツルツルのきつい斜面を10m近く登りきらなければなりません。
ここはとにかく5点を取らないために、バタバタ足をつきまくって体力温存し、最後のヒルクライムを登りきることに焦点を合わせました。

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●2セク 1.00/0.16
滑る斜面のキャンバーターンや沢の中の斜め倒木越え。
クリーンセクションのはずなのに、ポロ足が出てしまいました。
「体が前に入っている」と指摘され、ポジションを修正してみると3ラップ目は簡単にクリーン…

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●3セク 1.00/0.56
滑る斜面の上と下でターン。登りも下りも滑らせないコントロールがカギ。
ここもクリーンセクションのはずなのに、1ラップ目に登りをしくじってバタバタの3点。
直線的に登るよりも、むしろS字ラインで登る方が正解と知ってからは楽々クリーン…

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●4セク 1.33/0.78
インのツルツル斜め倒木にリアタイヤが少しでも触れると、大きく右に弾かれて、ほとんどの選手が足を着かされていました。
マジックジャンプで倒木を飛び越えようと頑張ったのですが、少し踏切りポイントが近すぎたようで私も弾かれてしまいました。

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●5セク 3.00/1.94
薄暗くヌルヌルの山肌で、轍を斜めに越えるキャンバー登り→溝のある下り→30m以上を一気に登るロングヒルクライム
ちょっとしたミスで、上級者でも登りきれないことがある、一か八かのチャレンジヒルクライムでした。
もちろんNBの多くがヒルクライムを登り切れずに撃沈。
ここも足を使って助走を多めに稼ぎ、なんとか3ラップとも登りきることができました。
3ラップ目などは間違ってギアを4速に入れていてエンジン回転が下がってしまったのですが、そこからの半クラできわどくトコトコ登ってくれました。さすが4スト、良く粘ります。

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●7セク 1.00/1.27
6位までの平均を唯一上回ったセクション。
ゴロゴロの短くて難しい登り加速から、高さのある太い根っこの段差を登るのが勝負ポイント。
ここを攻略する選手の走りを見て、私もチャレンジ。
最近よく練習してきた二段ステアの越え方が役に立ちました。
そして最後のオフキャンバーな登りが難関。

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●8セク 2.00/1.78
広いガレ沢のターンから、高い土手のてっぺんにある狭い岩越えショートカットを狙うか?狙わずに奥まで行って滑る岩越えの溝を登るか?
ショートカットを避けて溝を狙ってもリアが滑って進めなくなる確率が高いので、悩みどころ。
1ラップ目は溝をうまく超えて1点。でも2度目はきわどくバタバタだったので、3ラップ目は思い切ってショートカット!
登りきれないと5点なので、ちょっと勢いをつけすぎて足がでてしまいました。

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●9セク 1.33/0.89
イン直後、立木が邪魔で窮屈なキャンバーターンでは、どうしてもポロリと足が出てしまいました。
大きな単独岩に上がる立派なダム型ステアもありますが、見た目より簡単でした。

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<今後の課題>
「濡れたコンディションのセクションをもっと経験すること」
「もう少し難しいレベルにも積極的に取り組むこと」


やはり練習の要素に、「厳しさ」と「悪条件」を盛り込まないと勝負強さは身につかないですね。
練習で経験した事のない状況を大会で経験するようでは勝負以前の問題です。
もちろん、怪我予防もしっかり対策しておいた上でないと危険です。
今回の大会でも激しく転倒して顔面を負傷する選手を目撃しました。私も二日前に後頭部を強打する転倒をしているだけに、怪我防止の必要性も強く感じました。