リンク周りメンテナンス

今日は朝から雨が降っており、予報でも降水確率が高いので、リンク周りのメンテナンスを行う事にしました。
休みと言えば、時間を惜しんで練習しているので、どうしてもメンテナンスがおろそかになりがちな私ですが、そのせいでリンク周りを錆つかせてしまい、応急処置でごまかしながらメンテできるタイミングを待っていたのでした。



作業はタントのフロアーを作業台にして行いました。
こうすると腰かけた姿勢で手を伸ばしたところにリンク周りがあり、とても作業しやすいのです。(^^)


今回の作業では、初めてスイングアームとリアショックを外します。
今回のチェックポイントは、
・錆つかせて応急処置したまま使っていたベアリング部分の点検。
・スイングアームピボットのベアリングの点検。
・リアショックユニットの上下ピロボールの動き点検。


もちろん、リンク周り3か所のベアリングとブッシュはすべて新品に交換した上で、ベアリングの部分にはすべて上等なグリスを補給します。
ちなみにリンクロッドとスイングアームリンク部分のニードルベアリングの交換は、この作業中の状態のままタントでショップまで行って交換を依頼しました。


調べてみた結果、応急処置部分は、とりあえずスムーズに動作しており不具合はありませんでした。
スイングアームピボットは、初めて点検するので、かなり心配していましたが、大丈夫でした。
ただし、ここも左右共にグリスがほとんど入っておらず、ベアリングはもう少しでカラカラになってしまいそうな状態でしたから、メンテのタイミングとしてはギリギリセーフでした。
あと、リアショックユニットの上下ピロボールは、ダストシール内側にわずかにグリスが認められましたが、上側はグリスが回っていない感じでいやな摩擦感があったので、摩擦軽減に良く効くチタン配合のオイルを差してしばらく揉んでやるとかなり抵抗が軽くなりました。その後でグリスも封入。


車重が掛かった時の方向に押さえてガタを殺しながらボルトを締め付けて、最後にリアキャリパーのメンテも行って作業完了!




と書けば簡単だったみたいですが、組み上がった後でふと目にとまったのが、まだ取り付けていなかったチェーンスライダー…。
しばらく茫然と見つめていましたが、またスイングアームを脱着する羽目に。(苦笑)




リンク周りのボルトは締め忘れがあると思わぬ事故にもつながりかねないので、注意深く最終チェック。
組み上がった状態でスイングアームの先端を揺すると、作業前は2ミリほどあったガタが、1ミリ位に減っていました。
その差は僅かですが、感覚としては、ちょっとガタが気になるレベルから、ほとんどガタがなくカッチリした感じに変わった位の変化がありました。
やはり錆びついたベアリングからガタが出ていたんでしょうね。


これでリアショック本体の性能劣化は別にして、リアの足回りとしては新車のレベルに戻ったはず。
明日乗ってみてどれくらいフィーリングが変わったか確かめるのが楽しみです。(^^)♪


あと、エアクリーナーボックスに接続されていた細いパイプが目立たないのでつけ忘れていたり、インシュレーターのバンドを締め忘れていたり、危うくこのままで明日の練習に出かけてしまうところでした。(^^ゞ