ガースー黒光りトライアル大会 第8戦 (その1)

早いもので、今シーズンも最終戦を迎えました。






トイレの位置が変わり、おしゃれな水洗式になりました!





今回広場には一番乗りで到着。
いつも車を停める場所ですが、ここもトライアル場の駐車スペースとは
思えない位良い雰囲気に変わっていました。
地面の草もきれいに刈り込まれ、芝生のよう。(^^)



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心配された雨も、競技の時間は降られずに済み、暑くも寒くもない快適なコンディションでした。




今回の大会は、10セクションの2ラップ。合計20セクションで競われるので、
体力の衰えが隠せない私には有難い設定です。


しかし、セクションがインからアウトまで長いものが多く、ボリューム感満点。
高い単独ステアやバリエーション豊富な2段ステア、さらには砂防ダムを渡る変則2段ステアまで登場。
また、近畿戦の会場ではほとんど登場しない、タイヤステアも2つのセクションで使われています。
沢のセクションも4つあり、亀岡らしさ満載の内容ということで、セクショントライの
制限時間は1分半!というローカルルールが採用されました。


今回はいつもに増してたっぷり下見をしましたが、セクションが長くてラインのポイントを
覚えるのが大変な上に、これまでトライした事がない難関もあり、かなり手こずりそうな感じ。(>_<)


NAのエントリーは15名と少なく、リタイアしなければ全員にポイントが与えられます。
しかも最終戦なので、ボーナスポイントの3点が加わりますから、最下位になっても4点です。


トライアルには最も適した気候の時期なのに、これだけエントリーが少ないのは、ランキング
における今シーズンのポジションがほぼ確定してしまった事や、行楽などで出場をあきらめざるを
得なかったなどの事情があるのでしょう。


というわけで、渋滞するセクションはなく、とても流れがスムーズ。
残り時間を気にすることなくじっくりとセクションに集中できました。



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<1セク>5-3

ながーいセクションです。
前半は地面、後半は沢。高低差はありませんが、とにかく岩だらけって感じ。





しょっぱなの岩です。
そんなに難しくはないのですが、慣れていない身には越えてからの勢いを殺したい焦りが
微妙にミスを誘います。
1ラップ目は岩の上で右にふらついてしまい、なんと下った勢いでテープをまともに横切って
しまう大チョンボ!(>_<)
インしてわずか3秒で終わってしまいました。(涙)


このステア、今後の練習テーマにします。







次に現れる2段ステアです。


2段目にフロントが刺さらないようにしなければいけませんが、1段目の頂点から2段目の
角までが離れているので、恐怖を感じます。


2ラップ目しかたどり着けませんでしたが、うまくフロントを角に当ててタイミングを合わせる
上がり方ができました。(^^)





2段ステアの大岩に上がってホッとしたら、そこから先がこのように見えます。





沢に下りて連続ステア越え。
定番ラインで慣れている分、スイスイと通過。





しかし、私にとってこのセクション最大の難関だったのがこのターン。
ここは岩と岩の間が狭くて、普通には曲がれないのです。
なので、フロントを外の岩に乗せなければいけないのですが、このラインに
慣れた選手はピンクのラインでフローティングを交えながらスルリと通過します。


それを真似しても、コツを掴まないとすぐにまくれて足が出てしまうので、
私は黄色のラインを狙いましたが、窮屈な場所では思うようにフロントアップできず
バタバタに、、、。


良く出るラインなのに、亀岡で練習しないからこんな目に合う私。
当然の結果ですね。





最後に待ち受ける3角岩は、助走が足りないと上がれないので、手前で助走を稼ぐターン
をするのですが、ここが曲がりにくいし振りにくいで、最後になってくたびれてくる時に
辛いのです。
上級者になると、ほとんど助走なしで上がれるのですが、私にはたっぷり助走が必要です。(>_<)




<2セク>3-3

前半は木の根と岩の組み合わせ、後半はガレ沢のターンです。





イン直後のS字ターン。
抜ける先が狭いので、しっかりと曲がりこむ必要があります。





上り下りのうねりとゴツゴツしたラインがミスを誘います。
このラインは2回ともスムーズにクリアできました♪





その次にこのライン。
見た目以上の下り姿勢からパズルのようにフロントを導いて上りラインまで
持ち込めるかという、窮屈なラインです。
このラインもうまく攻略できました。
こういったあたりは、これまでの自分なら間違いなく足が出ていたところですが、
今回練習の成果を感じたポイントです。





しかし、さらに続くこの登りS字ターンは歯が立ちませんでした。
NAでは曲がりきれない、根っこ越えでイン側に転倒する、などの選手もいましたが、
IB以上のレベルになると、軽やかに向きを変えてから、最後の高い根っこを
飛び越えながらエアターン。
ここは簡単なラインなの?と錯覚しそうな身のこなしでした!
私もそんな風に行けるようになりたいものです。





ようやく沢にたどり着いても、頭大のゴロ岩だらけのターンが待ち受けています。
ここで振らないと次のターンに入れないのですが、くたびれてきた時にやらされると
もうたまったものではありません。(>_<)


部分的に良い走りができても、結局は3点になってしまう、、、。
セクションの後半で崩れてしまうのが大きな課題となりました。









<3セク>5-2

このセクションで、いつかは出るかもしれないなと思っていた恐怖のステアが
今回、ついに出てしまいました、、、。





それは「砂防ダム」です。





手前から向こうへ、真直角の段差を下ってすぐに登らないといけません。(>_<)
ステアとステアの間隔は7足長。バイクの先端から後端までが6足長ですから、
ちょうどバイクがすっぽりはまる間隔です。


越え方は、
・一旦下ってしまい、そこからウーポンや足着きで上がる。(危険少ないが足着きやすい)
ウィリージャンプで一気に飛び越える。(跳べるライダーにとっては簡単)
・飛び降りからの二度吹かし。(タイミングを外すと、刺さったり、ガードを激打ちしやすいのでリスクが高い)


私は安全な方法を選ぶべきだったのかも知れません。
でも、つまらないプライドがそれを拒むので、やったこともない飛び降り二度吹かしを選んでしまいました。


で、1ラップ目、フロントを吊って向かいの角を狙ったのですが、リアが落ちるよりも先にフロントが
下がってしまい、少し下向きのまま突っ込み、あろうことか、まともに刺さってしまいました!(>_<)


私が最も恐れていた失敗です。


急停止したバイクと勢いよく前進し続ける体。
まさに衝突実験ですね。(笑)


その場で激しく転倒したのですが、信じられない事にほとんどノーダメージでした。


で、恐怖の神風突撃をしてみて分った事があります。


それは、「刺さった時に体がぶつかる衝撃をフォークが吸収してくれるのを感じた」という事です。
おかげで、刺さることへの恐怖感が大幅に減りました。
言い訳とかではなく、失敗から学んだこの事実は、値打ちがありましたね。(笑)


事実、刺さってますますビビってしまうどころか、かえって怖さが減ったので、2ラップ目も
飛び降り2度吹かしでトライしてこのステアをクリアできたので、大きな自信になりました。(^^)





砂防ダム2段ステアをクリアしても、この不規則で大きな岩の転がる場所を右へきつくターン
することが要求されるので、2ラップ目もここで2点ついてしまいました。









<4セク>0-0

亀岡の定番セクションです。
NB時代はここでチェーン外れを含む5点を連発。
特に最後のアウトへ向かうターンで大苦戦するトラウマセクションでした。





インから一気に川原へ下り、





大きめのガレ岩が続く沢を走り抜け、





最後に沢から右ターンで岸へと登ってアウトです。


過去のトラウマセクションが、今回は唯一のクリーンセクションになりました。(^^)




<5セク>2-3

イン直後は簡単に滑る地面から、助走の少ない連続ステア越えです。


滑りやすく助走が少ない時は、フロントを上げ始めてから加速することで、グリップ不足と
助走不足を補う感じです。
1つ目のステアから少し左に2つ目のステアがあるので、私にはギリギリ越えられる限界でした。





通路のような中間地点を過ぎた先にタイヤの2段ステアが待ち構えています。





私はタイヤステアも全く練習していないので、苦手です。
1セクのフローティングターン同様、良く出ると分っていて練習しないので、
今回もバタバタでした。


苦手なものは経験値を上げておくのが最善の対策なのに、それをしない私の怠慢。
まさに自滅すべくして自滅しているようなものです。(>_<)




今更ながらですが、今回の亀岡ではそれを思い知らされました。




<その2へ続く>