曇り止め

冬場はヘルメットのシールドが曇るので、シールドを上げて走ることが多くなるのですが、冷たい風に当たると涙が出て顔が濡れてしまい、ますます曇りやすくなるなど、悪循環です。
それだけならまだしも、狭い道では冬枯れの小枝が目を直撃する危険もあります。
先日も、走行していると、自分の方へ向かって伸びている枝に気付くのが遅れ、とっさに避けたものの、瞼の下を突いてしまうという怖い経験をしました。
自分の方向へ向いている枝って、視界の中では、ほとんど点のような存在なので、気付きにくいのですよ。


もちろん、シールドの曇り止めの存在は知っていましたが、過去の経験から、あまり役に立たなかった印象が強く、これまで手を出せずにいました。
しかし、失明の危機に遭遇して、やはりシールドを降ろして走行する必要を痛感し、購入したのが画像の商品。

結論から申しますと、効果バツグン!でした。
凍てつく冬の早朝でも、シールドが曇りません。


山では真冬でも頭や顔まで汗をかいてしまう走りをするのですが、それでも曇りません。
曇らないシールドだと、驚くほど走りやすいので今更ながらビックリしました。


ただし曇り止めの効果にも限界はあります。
というのは、シールドに掛かった息や汗の水蒸気は、薄い水の均一な層となって透明度を保っているのですが、その水分の層がキープできる量を超えると、流れ出してしまうのです。
そうなるとその箇所はゆがんで見えるなどの支障が生じます。


ただし、そのようになりやすいのは鼻からの息が直接掛かる部分ですから、実際に走行する際の視界よりも低く、大した影響はありません。


なお、曇り止め剤の効果を長持ちさせるには、シールドの内側をなるべく乾いた状態に保てば良い訳で、時々シールドを上げて走行風に当てたり、休憩時にはヘルメットを脱ぐように心がければOKです。


ちゃんと使える曇り止めもあるのですね。(笑)