TY-S175F納車

パンペーラで火がついてしまったトレッキング熱が、ますますヒートUP。大寒波襲来のこの冬も、毎週のように山へと出掛けるようになってしまいました。
この事からも、いかにパンペーラが魅力的であったかがうかがい知れると言うもの。
難所をどんどんクリアーできる走破性は、ますますさらなる難所へと私を誘(いざな)います。
激坂はさらに角度と高さを増し、岩場や段差越えもハードさがUP。


しかし、車体とライダーを合わせた総重量が、装備や荷物まで含めると、190kgを越えることもあり、ハードなライディングが車体に掛ける負担も増大。これ以上走りをエスカレートさせるのはパンペーラにとって酷すぎると判断、難所での運動性と、鉄塔道などの細く狭い道での走破性、転倒や押し・引き時の体力消耗の少なさからトラ車への乗り換えを決断するに至った次第です。

トラ車は一部のホンダ車を除き、一般道走行には向いていない特殊な車両なので、おいそれとは手が出せないバイクです。特に私の場合は家から自走で1時間ほど掛けて山へ出掛けるような使い方に対応できる必要があります。

ところが、スコルパ TY-S175Fは、高速道路も走れて燃料タンク容量も若干多め、しかも燃費の良い4ストで、トラ車としては異例なほど厚みのあるシートなど、一般道走行も考慮されています。
もちろん、林道を飛ばして走る楽しみ方もでき、思い切って河原へ降りたり、細く怪しい支線へ分け入るなど、気の向くままに走り回れます。


しかもこのタイプの車両がベースのモデルで全日本トライアルの競技にも参戦しているなど、戦闘力も高く、トレッキング遊びにはもってこいの車両。

という訳で、今後はパンペーラの後継機として、TY-S175Fでますます深みにハマって行くのが今から楽しみです。


ちなみに、この車両を購入したのは「モトショップ・MORI」
ブティック風の店内は、カウンターバーがあり、煎れたてのコーヒーの香りが漂う落ち着いたムードが魅力。群れたがるライダーがたむろしている事もありません。そして最大の魅力は、店主の人柄に尽きます。「メンテでも何でもバイク屋まかせにしてしまうよりも、自分でできる事は自分でやってみましょう。できない事や、やりたい事があれば相談して下さい。お手伝いはしますよ」といった感じです。腕に関係なく、本気でバイクを愛する人なら、この店の魅力がわかるはずです。