今日の練習

時折細かい霙が落ちてきますが、コンディションは良好。
今日はほとんど一人で練習しました。途中、セクション練習をしているグループに仲間入りさせていただいた時も、自分なりの設定を決めて取り組むなど、自分で課題を考えて取り組みました。
一人だとテーマを絞って課題を設定し、それをしゃぶりつくすように納得できるまで練習できるので、これまでの練習で消化不足だった課題に取り組めます。ですから時々こういうソロ練習に取り組む事も必要ですね。


●安定して乱れにくいタイトターン
凹凸や、ガレ、滑りやすい場所でもふらつかず、意のままにグリグリと曲がれるターンができないものか? と、考えに考えてターンを繰り返しては、そこから答えやヒントをつかもうと取り組みました。
意外や一番多くのヒントを得られたのは、きれいでグリップの良い平地で行った時でした。この条件で練習すると「ターンのための操作」に集中でき、いろんな方法を試して、その違いが分かりやすいのです。
うまく表現できませんが、「ターンの重心感覚」が掴みやすくて、その重心に対してライダーがバイクのどの部分(複数)にどのような入力を行うと良いのかが手応えとして分かりやすいのですね。
この練習でいくつかの「なるほど!」を掴んだので、それを様々な状況で試してみた結果、「ターンの重心感覚」を掴んでいれば、ガレや斜面などでもかなり安定感が増してターンしやすいという事も分かりました。


逆に言えば、ターンでふらつくのは、「ターンの重心感覚」を見失っている状態なのだとも言えます。もちろん、地面の状況を把握して、つまずいたり滑ったりしないようにうまく前後のタイヤを転がし進める操作も必要ですが、それも「ターンの重心」を感じながら行う事が肝心なんですね。
という訳で、今日はなかなか良い感じでグリグリとターンできるようになりました。


●単独岩ステアを越える8の字ターン
低速でターンしながら画像の岩に接近し、コロ、とフロントホイールを転がし上げて一瞬停止、そこからアンダーガードを打たない程度に軽く吹かして今度はリアを岩の上に転がし上げて再び一瞬停止後、そろりと反対のタイトターンへと切り返します。

8の字ターンなので、左から入って越えて右、の次は右から入って越えて左、この繰り返しです。
何度繰り返しても同じ動作ができるのが目標ですが、前後にターンが入っており、しかも小石が散らばっているので、岩越えにばかり集中すると、ターンでしくじってしまいます。
岩だけならば強引な操作でも超えられますが、その前後をタイトターンでつながれると、助走なし、リアを石の上に残す、という操作が求められるようになります。
岩に接近して、フロントを40センチほど転がし上げる時、フロントが一瞬止まるところまでしっかり見ることができれば、そこからブッ、と一吹かしでリアホイールを岩の上に残すまでがとてもやりやすくなります。


他にも「きつい傾斜の土手に駆け上っては下りるタイトなキャンバーターンの8の字版」とか、「セクションをできるだけ低速で走破する」など、ターンの重心感覚を感じながら色々なパターンで練習しました。