今日の練習

近所の練習場へ出かけました。
ここで良く会う高校生クンが昨年普通免許を取ったそうで、軽トラに愛車のDT50を積んで来ていました。試乗させてもらうと、ハンドルの切れ角が少なすぎて怖いこわい…
エンジンも非力でシートが体重移動の邪魔になるしで、私には扱いきれず、すぐにお手上げ。(笑)
しかしオーナーの高校生クンの手にかかると結構な斜面でターンをこなしてしまうのですから、これで本格的なトラ車に乗った日にはNBやNAのレベルもあっという間に通り越してしまう事でしょう。
数年後には、超ハイレベルな岩場で、岩跳びペンギンのように跳ね回っている彼の姿が拝めるかも知れませんね。


さて、私の今日のテーマは「ステップの真上に立つ!」です。
その練習の一つがこれ。

画像の右端から上り、右上の黒っぽい木を左に巻いて、正面の大岩の下端まで下ります。そして右にハンドルを切り、岩の下側に沿うようにして画像中央左の木の根の向こうを通って左に下ります。
難しいのは、下りから右に曲がる時、下りの姿勢からキャンバー走行の姿勢への変化です。ステップの真上に立っていられれば、バランスが保ちやすいのですが、変化し続けるバイクの姿勢に対して、ステップの真上をキープするのが難しいです。
その先の、山側にステップが擦りそうなキャンバー走行から徐々に上向きのオフキャンバーなラインで木の向こう側へと上る部分もすごくデリケートな操作が求められ、ステップ左右の荷重配分を調整しながらバイクをラインに乗せてゆく操作も「垂直感覚」が求められます。
キャンバー走行で、少しふらついたりすると、すぐにフロントが低いほうへと向いてしまうのですが、そんな時でも「ステップの真上に立つ」と意識していれば、そこからリカバリーしやすくなる事が分かりました。


他に行った練習は、オーバーハング倒木ステアです。

画像の左下から右上へと上り傾斜があり、画像の左端で右ターンして倒木に向かうと、フロントと倒木の間隔がおよそ1m。ステアの高さはホイールよりも低いですが、助走が上り傾斜で、ステアの先も上り傾斜。そしてオーバーハングでリアの転がし上げが使えない分、見た目以上にしんどいステアです。
越え方としては、手前でエンジン回転を上げておき、マジックジャンプの要領で後輪へ一気にパワーを伝え、全力で伸び上がってステアの上めがけてジャンプ!
リアホイールも地面を蹴って飛び上がり、オーバーハングをパスする方法で上がりました。
ちょっとタイミングをしくじると、リアが上がらずに怖い思いをさせられますが、より上昇力の強い「フロントを吊ったまま上がる」テクニックが使えるようになりたいですね。
これは今年ある程度使えるレベルまでマスターしたいテーマの一つでもあります。