今日の練習

今日は近くの練習場へ出かけました。
ここはまだ紅葉が残っていました。 というか、冬枯れの山に、この種類の木だけが紅葉の盛りを迎えているようです。

札には「モミジバスズカケノキ」と記してありました。


さて、久しぶりのキノコ山に入ると、すっかり落ち葉山に変わっていました。
特に山の奥は見渡す限り大量の落ち葉が降り積もって地面が見えません。
走ってみると、滑りまくって練習になりません。まるで雪が積もっているみたい。(笑)
山の表はそれほどでもないので、そこに居場所を定めてみっちりと走りこみました。


9月の時はちょっとてこずった場所を走ってみると、かなり走りやすい感じです!
こういう瞬間に3ヶ月の上達を感じ、独りしみじみと喜びをかみしめておりました。(笑)
やはり何と言ってもターン特訓の賜物ですね。
ターンが上達すると、なおさらターンの大切さが身にしみて分かります。ステアやヒルクライムの成功もその手前のターン次第ですから…。
なので、今日もターンメインのセクションで練習しました。
今のうちにもっとターンを磨いておいた方が、ステアやヒルクライムの練習も上達が早いはずですから、とにかく土台固めのつもりでもうしばらくターンの練習に力をいれていこうと思います。


で、今日取り組んだセクションの地形は、地面からゴキゴキと岩が顔をのぞかせる場所で、そこからグイッと登るキャンバー斜面や岩盤登りも組み合わせた長くて変化のあるセクションです。
岩の凸凹と傾斜の変化のある中できつめのターンをするので、バランスキープだけで一杯になってしまい、フォームどころではなくなるのですが、いろいろと考えては試してを繰り返すと、だんだん気づいたり見えたりしてくるものがあります。
例の一人二役でライダーとマインダーがあれこれ会話するみたいな感じで練習してみると、不思議なもので、一人では得られないような充実した楽しさがありました。(まるで二重人格だ…)


今日特に良かったのは、スローモーション走行です。(笑)
さすがにステアを上がる瞬間だけはスローモーションでは無理ですが、可能な限りゆっくりとセクションを走ってみると、バランスを崩して止まってしまうような難しい場所でも、スロー走行だとトコトコとすんなり走り抜けてしまうことがありました。
これまでの走りでは「慌ててしまって、アクセルを吹かしたり、戻したり」で、ギクシャクしていたのが、「丁寧に開け続けてバイクの挙動も穏やか」になり、少々のミスもリカバリーしながら走れる余裕まであったりするのですから面白かったです。
この程度の練習で効果があるのですから、それだけ私は慌て者だという事ですね。


あと、岩の凸凹地形では、岩を毛嫌いせず仲良くしてみるようにしたのも効果がありました。
すると、前輪のラインは地面だけでなく、空中にもあることが分かりました。


という訳で、今日は、「いつもの自分らしくない走り(笑)」を意識的に取り入れてみて、いろいろと収穫がありました。


明日は某コンペで練習の成果を試してきます。