大会を振り返って2

クリーンが全く取れなかったセクションの反省です。


【2セク】
●イン直後の登り部分は、登りきる寸前で足つきが2回。その先の根っこ越えで1回。この前半区間は割と良い感じでした。
しかし、滝ツボ手前を曲がる右ターンで三角石の上を越えるラインに入ってしまったため、その岩で2度もカメになってしまいました…
下見のときに滝つぼ付近のターンは、成り行きでも大丈夫と見ていたのが間違いでした。
「成り行きのラインに落とし穴を用意するのがセクション設定の常識」なのですが、そのワナにまんまとハマってしまいました。
もしあの時、水に隠れて先が見えない石ではカメにならない越え方をする用心深さがあれば、ワナにもハマらなかったハズです。


減点の原因:「下見の読み不足」「無用心で安易な石越え」


【4セク】
●イン直後の丸太ステアは、その手前2m位にも半分埋まった丸太が横たわっていて、丸太と丸太の間が掘れた泥轍になっていました。これはゆっくりとなめて越えられるのを見て、イン待ちに並んだのですが、私の数台前のライダーがもがいた後は、横たわっている丸太の向こう側に斜めの丸太がくっついてしまい、状況が一変。
丸太ステアをなめようとしてもリアのグリップが抜けたままで、刺さるようにして失敗する状況となりました。私もバイクのピッチングを利用してフロントが抜けやすいようにトライしましたが、リアを滑らせながら越えたためにバランスを崩して足つき。3回目のトライでは、右端から斜めにアプローチして丸太ステアの左端を狙ったライダーのクリアを見てそれに従い成功。
ここのステアは細い丸太がランダムにおいてあるので、もがくライダーがいると、こういう事が起こるので、運の要素もありました。
しかしこのセクションの見所はなんと言っても木の根ゾーンの「左に落ちる根っこ段差」ですね。
ここはフロントをリズミカルに弾ませて滑らかなラインであっけなく越える選手がいます。見ているとできそうな気がするのですが、下手に失敗すると大怪我しそうな怖さがつきまといます。
『練習でやった事がない技を本番でするな』という教えをどこがで聞いたような気がするのですが、その一方で「できそうな気がしたら、それはもうすでにできる実力がある」とも思います。
しかし「恐怖感が強い時は防衛本能が操作の邪魔をする」ものなので、私にとって無謀なチャレンジは控えました。
ここでは2回目に立木にシフトペダルが当たって、ローギアだったのが3速にまで入ってしまっていたのに気付かず、降りてからエンスト…今回唯一の5点となりました。


減点の原因:「1通りのラインに決めてしまい、状況変化に対応できなかった」「フロントを弾ませて下る経験が無かった」「ギアがおかしい!と気付いたら即座にクラッチを切りギアを落とす」


【5セク】
●イン直後の左ターンからの登りで、溝登りのバランスがキープできず毎回2つ足をついてしまいました…
泥沼へのダイビングでは一回目にビビッて手前で足つき。2回目は降りた直後に沼へ足つき。3回目は成功。泥沼からの左ターン+泥坂登り+丸太越えでは左ターン後半で加速、切り返しながら緩やかなS字ラインで登りきり、フロントが丸太を越えたところで勢いを使い切って停止。あとは両足で踏ん張って抜け出してアウト。
減点の原因:「溝の登りが下手」「ダイビングでビビッてしまった」「泥登りで焦るあまり、登りの目標を見ていなかった」


【7セク】
●後半の丸太ステアで立木の向こう側の高いステアを狙って勢いが足りず、かろうじて上って足を着いてしまいました。
立木の手前を曲がる選手を見て、3回目はそのラインを狙おうとしましたが、いざそのポイントにさしかかると曲がりきれずに失敗するのが怖くて外側を通り、同じく足つき。
1回目は1点だっただけに残りの3点連発が悔やまれます。


減点の原因:「下見で、立木の手前のラインに気付いていなかった!」「立木の向こう側のステアはそんなに難しいとも思わず、なめていた」


【10セク】
●白マーカー手前の盛り上がりでアンダーガードを引っ掛けて足つき。白マーカーの段差を登るときにも毎回足つき。後半の溝越え登りで、溝でリアを滑らせて1回目は転倒寸前。以後も足つき。


減点の原因:「白マーカー手前の盛り上がりでアンダーガードが引っかかるとは予想していなかった」「白マーカーの段差を登るときに、右ターンを意識しすぎて右上へ上がろうとした」「登りながらの溝越えで、リアが溝に差し掛かってもアクセルを吹かしたままだった」


今回の反省を糧に、さらなる精進あるのみ!ですね。(^-^)