大会を振り返って

3ラップで合計2点以上減点があったセクションの反省です。


【3セク】−4点
●ガレ沢一つ目。ガレ石の難しさが最も出ていたセクションでした。
ここの難所は前半区間にある「登り右深回り→左深回り」の激辛S字ターンです。
このS字の切り返しがうまくできるかどうかが鍵を握っていました。
スタートセクションだったので、ラインがならされていないところへぎこちなく入り、いきなりバタバタの3点でした。
ガチガチの守りの走りになってしまって完全に失敗です。こういうセクションこそ積極的な攻めの気持ちが必要なのでしょうね。


【8セク】−5点
●今回の「蜂の巣」はイン直後の2段登りできわどく上りきれましたが、出口手前の窮屈なS字ターンがとんでもなく難しかったです。そこだけであっけなくバタバタの3点となるポイントだったので、「3点分の足つきを1点にまとめる作戦」にしたのが功を奏しました。2ラップ目はアウトの反対方向へ大きく迂回するクリーンラインを狙って曲がりきれなかったのですが、そこから1回の足つきで大きく向きを変えて脱出できました。
ただ、3ラップ目はリア振りでクリーン狙いして失敗。みすみす2点にしてしまったのがもったいなかったです。ここは1点以内で収められる迂回ラインにこだわるべきでした。


【9セク】−2点
●かなりシビアな斜面のS字ターンセクションでした。
ここはクリーンセクションのはずなのですが、切り返し手前で粘りが足らず、インにふらついてリアを滑らせてしまいました。
2度続けて同じ失敗をしてしまったのがすごく痛かったです。
タイヤ交換をケチった分、わざわざ難しくしてしまいました。
3度目は目一杯外のラインで辛抱して、やっとこさ回り込めました。


【10セク】−4点
●後半の小さな岩を下って即、右へ斜面を横切るターンにやられました。
リアタイヤがイン側の根っこに押されてバランスを崩すと分かっていても、それにうまく対処できませんでした。3ラップ目は少しリアを振ってタイヤが押されるのを回避しようとしましたが、失敗して2点にしてしまったのが痛かったです。




今回の目標は「とにかく初ポイント獲得!」だったので、できれば1ラップ10点を切れたらいいなと思っていました。
ところが最初のセクションでいきなり3点!
「あーあ、また前回みたいな展開かも…」と、軽くショックを受けてしまったのですが、次のセクションに向かっている時、ふと、「まだ減点合計が3点やで!まだまだ大丈夫!」という声が頭の中で聞こえたのです。
「マインダー的自分が落ち込みそうな自分を励ました」という展開ですが、今振り返れば、それをきっかけに立ち直り、一つ一つのトライに集中できたようです。
これがいわゆる「メンタルマネージメント」ってやつになるのかな。
だとすれば、緊張するスタートセクションなんて特にメンタルマネージメントが重要なはずで、そのあたりも今後の研究課題にしたいと思っています。


あと、早回りが集中を維持するのに効果的だったようで、今回運良く「ゾーン」に入った状態を最後まで保つことができたように思えます。
これはNさんのアドバイスを試してみて大正解でした。(感謝)


今回大きく崩れなかった理由の一つは、ガレの走りがこれまでよりもスムーズだったからだと思います。これは練習場所に最近設けられた「ガレセクション」の効果に違いありません。
実際、昨年と同じガレ沢のセクションを走っていても、ガレの「手ごわい感」が減っていましたし、今回、猪名川でガレ走りのコツも新たに一つ発見できました。