今日の練習

今日は申し分のない五月晴れ!
朝、肌寒かった分、日中はこれ以上望めない好コンディションに恵まれました。


昨日はメンテデーだったので、最近クラッチレバーを最後まで握っても引きずり気味となり、そのせいでエンストまで起きるようになってきた症状を改善すべく、クラッチを分解点検。
結局異常は発見できず、とりあえず同じ面同士の接触とならないようにクラッチプレートとフリクションディスクをすべて裏返して組みなおしただけでした。(ストレートオンの記事を見て、「ひょっとして?」と思ったのですが、そうではありませんでした。ちなみにクラッチはKOの強化クラッチフリクションプレートは打ち抜きの鉄製ではなく、RTLと同じアルミ製なので、表裏の違いはないと思うのですが)


そして今日。
エンジンを掛けて試しに走ってみると、引きずりの症状が大幅に改善していました!
理由は不明ですが、もしかするとクラッチプレートとフリクションディスクが馴染みすぎて互いに密着し、クラッチを切っても互いにぴったりと吸い付くみたいな状態だった(=引きずりの症状が出る?)のが、馴染みのない面同士の組み合わせに変えたために、吸い付きにくくなったのかな?などと想像しています。
いずれにしてもクラッチの悩みが解決したので一安心。


ところが練習開始早々に失敗して投げたバイクが木にぶつかり、あろうことかクラッチマスター直後のホースをヒット!
あっけなくホースがマスターから抜けてしまいました↓↓↓
TYSにはKO製の油圧クラッチキットが組んであるのですが、このホースはこういう衝撃に弱く、場合によっては抜けてしまうことがあります。
しかし、慌てず騒がず、その場でホースの先端を8mmほどカットしてマスターに差し込んでやると、あらなんと!何事もなかったかのように元通りに復活!(ちょっとオイルが減って少しエアを噛みますが、エアは乗っているうちに抜けるし、後でオイルを足してやれば大丈夫)


一難去って胸をなでおろし、再び練習再開。
ところが昼前になってまたまた一難…
自分の作ったセクションのファーストトライでラインをミスしたのを強引に行こうとして真後ろに転倒。
身をかわす余裕もなく背中から斜面にひっくり返ったのですが、10cm大の石が転がっているところに倒れこんで右腰を痛打★
久々の激痛を味わいました↓↓↓
激痛が引いてから再びトライ。どうにかクリーンを出せたものの、その次のトライから右足に体重を掛けてかがむと腰に刺すような痛みが走るようになり、まともなトライができなくなってしまったところで昼休みに。


腰と膝を伸ばして棒立ちで乗ると痛みに襲われにくいので、午後は無理せず「棒立ちライディング」でのんびりトライ。
しかしこの乗り方、やってみると、意外とセクションが攻略できてしまいます。
斜面のタイトターンも波打つオフキャンバーもきつい登りもOK!
これまでのように必死に体をひねったり構えたりしなくてもいいのではないかい?と思うほど、棒立ちライディングが通用するのには驚きました。(笑)


このライディングで「なるほど!」と思ったのは、全身がステップの真上に立っているので、バイクを曲げたり登らせたりする時の「ステップでバイクを送り込む」感じが掴みやすい点でした。
例えるならば、「アンダーガードの下あたりに重いボーリング玉があって、それをラインに乗せるように両ステップへの体重の掛け具合で転がし進める感じ」でしょうか。
それから、波打つキャンバーでは、普通、下半身で凹凸を吸収してやるところを、棒立ちライディングではスロットルワークで上下動のリズムにあわせて丁寧に凹凸を越えればOK。


という訳で、期せずして棒立ちライディングがステップワークやスロットルワークの良い練習になりました。
これが「怪我の功名」というものでしょうか?(笑)