今日の練習

不安定な天気が続いていますが、今日は予報が良い方向に外れ、練習場所は一日好天に恵まれました。
麓では稲刈りが始まり、コンバインがフル稼働。稲刈りの作業もはかどったみたいです。
でも帰り道はあちこちで水たまりがありましたから、運が良かったのですね。


今日の練習では、角度のある斜面での狭くて難しいターンや登りが主なテーマになりました。
斜面に対して「⊂」とか「⊃」といった方向に設定されたラインはバイクがまくれそうな状態で切り返すだけでも難しいのに、下でのフルロックターンとの組み合わせになると大変でした。


最初このセクションを見た時は、「下で曲がるだけでも大変なのに、そこからさらに、この斜面でそのターンにつなげるのは無理でしょう…」と思ったのですが、トライを繰り返した末に3つほどコツをつかみ、どうにかクリーンが出せるようになりました。


その3つのコツのうちの一つが、
「コンパスのようにフルロックターンしてラインや助走を1センチでも多くかせぐ」
曲がり始めでステアリングを切れ込ませてストッパーに当てる。曲がり終えてからストッパーの当たりを離し、ステアリングを戻す。という、文字通りのフルロックターンをすることに加えて、バイクを寝かせてさらに内へと切れ込ませることで、究極の小回りを行い、リアを中心にしたコンパスのようなターンで向きを変える。
二つめのコツが、
「バイクが真上を向くまでの間に一気にターンを終えてしまうイメージ」
実際にはバイクの向きが真上を過ぎてもターンは続いているのですが、意識やアクションのタイミングとしては、バイクを曲げ始めたら一気に曲げ終えてしまうつもりのクイックな向き変えをする。こうすることでフォークが伸びきった不安定な状態での切り返しをせずにすみ、曲がってからのラインも乱れにくくなる。
三つ目のコツが、
「できるだけゆっくりとした速度で斜面に進入し、徐々にアクセルを開けながらターンする」
急な斜面でオフキャンバーなターンですから、リアが滑りやすく、その分勢いが欲しいところなのですが、勢いがあると、クイックに曲がれないし、フォークも伸縮が激しくなりバイクは落ち着かず、ラインも乱れて足が出てしまいます。ところがなるべくゆっくりと斜面に侵入して、じわっとアクセルを開けながらクイックなタイミングでターンすると、リアタイヤがグリップを取り戻す方へとバイクの傾きと方向が変化しながら程良いトラクションが掛かるので、意外と良いグリップが得られるようです。しかも、ゆっくりとした速度のおかげで、リアが滑ったり、バランスやラインの乱れも修正しながらターンできます。


自分的にはこの3つのコツがとても有効で、はっきりとその効き目を感じることができました。