今日の練習

昨日の続きで、今日は「ふわっと軽く乗る」事を目標に練習に取り組みました。


さっそくターンのチェックポイントである、「粘土斜面を下ってすぐに登る」オフキャンバーターンポイントで試してみます。


ところが、なんとまたまた失敗の連続…
下でターンして登りの体勢まではそこそこ持ち込めているのですが、フロントが粘土斜面にさしかかるとピタリ、と進めなくなります。
その時点からなんとか登ろうとアクセルを開けてもリアホイールが滑ってしまいます。
昨日のアドバイスを思い出しながら頑張るのですが、たまに成功しても、リアを滑らせながらかろうじて登り切る状態で、気持ちよくクリアーできません。
ただ、同じ失敗でも、昨日は曲がりきれずフロントを横へ流して失敗する事も多かったのですが、今日はとりあえず曲がりきって登りをスタートする手前までは行けているので、ちょっぴり進歩してはいるようです…。


悪戦苦闘の私を見ていた仲間がくれた今日のアドバイスは、
「アクセル開けすぎて滑らせている。もっと回転を抑えればグリップして登れるはず」
そこで、エンスト覚悟で回転をできるだけ絞って試してみると、クリアー連発!


う〜ん、、、自分では「これ位回さないと勢いが足りない」って考え、なんとかうまく加速できないかとばかり考えていたのですが、「トコトコグリップさせて登る」という発想が抜け落ちていました。
で、その時に仲間から言われたのが、「バイクを信用してあげることが大切やね」というお言葉。


この一言はまさに今日の金言でした。


なぜなら、私は「曲がりきれないかも?」とか「登り切れないかも?」って思った時点であきらめてしまい、勝手に切羽詰まって焦った操作をしてしまっているのだと気付かされたからです。
その「あきらめる」理由の多くは、私がバイクを信用していないからなんですね。


もし私が「TYSはこの粘土斜面をゆっくりとグリップしながら登れる」と信じていたなら、そうしたはずなのに、勝手にできないと決めつけているから、無理な加速に頼ってばかりで失敗を繰り返していました。


他にも、ギリギリ曲がりきれるかどうか…というきわどいターンのあるセクションで、「曲がりきれない」とあきらめるのが早く、つい我慢しきれずアクセルを開けて失敗していましたが、ここでも辛抱してていねいにターンを続けたらきれいにクリアーできるようになりました。


結局、今日の目標の、「ふわっと軽く乗る」というのも、バイクを信じて、バイクの邪魔をしないように乗るという事なんですね。
なのに私は、無理な加速をしたり、力任せにハンドルにしがみついたりと、TYSの邪魔をして失敗を繰り返し、へとへとになっていたのです。


そんな事を考えながら、他のチェックポイントでもターンしてみたのですが、「なるほどこういう事なのか!」と思える手応えがあり、ここ数日の間に受けた様々なアドバイスが、より効き目を増した感じで成功率も一段と上がっていました。