今日の練習

今日のマムシ草です。

下の方に2〜3粒、まだ青い実がありますが、鮮やかな朱色に色づき、見頃を迎えました。
開花からずっと観察することができたので、今回は特に感慨深いものがあります。(^^)
来シーズンは芽吹きから見届けることができるかな?




さて、今日の練習場は秋晴れ。吹く風は少し肌寒く、練習にはベストのコンディションでした。
オフシーズンに入ったばかりとはいえ、来シーズンまで3ヶ月。練習できる日は一日たりともおろそかにできません。
ましてやこの好コンディション。秋は練習の能率も上がるので、練習内容も狙いをしっかり定めて取り組めるかどうかで、オフの成果も大きく違ってくるはず。


というわけで、私なりに考えたオフシーズンのトレーニングコンセプトは、「ストレッチ」です。


「ストレッチ」と言えば柔軟体操やウォーミングアップをイメージしますが、ここで使うストレッチは「拡大・伸張」というイメージを意味しています。
「リスクをできるだけ避けつつ、自分の技術の限界を、少しずつじわり、じわりと引き伸ばし、総合的な実力を拡大してゆく取り組み」といった感じでしょうか。




オフシーズンだからといって、次々とリスクの高い難セクションにガツン、と取り組んでいたら、怪我やバイク修理も増えてしまいます。
とはいえ、練習でリスクを避けているだけでは、リスクのツケが選手権に回ってしまい、いつかNAに昇格できた日にはセクションをまともに走破できなくて危険です。


しかし、練習に「ストレッチ」のイメージを当てはめれば、いつもの練習に、「さらにちょっと難しさを上乗せしてみる」という味付けのセクションを設定するだけでOK。
「さらにちょっと難し目」という味付けのイメージは、これまで避けてきたレベルのラインでなおかつ「ちょっと無理かも?」「ちょっと怖いなぁ」と感じる程度のものです。
この味付けのセクションに慣れてクリーンが出せるようになったら、その分、実力がストレッチできた事になる訳です。




その「ストレッチコンセプト」で今日は2つセクションを設定しました。
一つは、短い助走から60センチの垂直ステアを斜めに登り、そのまま続く軟らかい土のキャンバーを一気に上り詰め、そこからさらにちょっと危険で嫌らしいキャンバー下りがあるというもの。
そしてもう一つは、大きな溝の中を登り、一旦右へ寄ってから盛り上がりを超え、溝の底に向かって少し下り姿勢となる状況から左の壁にある岩ステア→土の壁を一気に登って溝を脱出するというもの。
いずれも少し苦戦しましたが、クリーンが出せるようになったので、これからはこのレベルを基準に、もう少しストレッチできるラインを探してゆこうと思います。


それから「斜面のスローウィリー登り」も練習。
フロントを吊った状態のコントロールも身につけたいので、徐々にステップアップしてゆけるよう練習を続けてゆこうと思います。
今日は二度ほど、下の平地でウィリーしてからそのまま15M程の斜面をゆっくりと上がりきることができました。
この時のバランスやフォーム、スロットルワークを身体に染み込ませることができれば、ステアでのV字バランスが決まるようになり、高目の2段ステアでも役立つはずです。