力を抜く

最近全くネタから遠ざかっている一輪車ですが、とりあえずなんとか、細々と続いています。


それでもこの半年近くはマンネリ気味となり、技術的に停滞していました。
しかし最近、とある一輪車ネタのブログと出会ってから、いろいろとヒントや刺激をもらうようになったのを機に、新しい技も再び増えつつある今日この頃です。


で、そんな進歩の中でも今日は大きな開眼がありました。
それはバック走行で、これまで苦手だった左ターンができるようになったという事。
これのどこが大きな進歩かと言えば、、、


バック走行は後ろを振り返りながら曲がるので、進行方向へのバランスや方向感覚が取りにいことに加えて、私は右踏み込みでバランスをコントロールするので、強く踏める右へと重心が掛かりやすく、その方向へは曲がりやすいのです。
しかし、逆に左へは重心がかからないので、その方向へ曲がれないという状況が長らく続いていました。


ところが今日の練習では、昨日のトライアル練習後の会話で得たヒントを元に、「上体の力を抜く」ということを意識してみたところ、突然、あれだけ難しかった左ターンがあっけなくできるようになってビックリ!


どうやらこれまではバック走行でバランスを保つ事に必死となり、無意識のうちに右踏み込みしやすいように上体に力を入れていたのが悪い癖になっていたようです。
それが「上体の力を抜く」乗り方をしてみたところ、右踏み込み重視の動きが修正され、両足が使いやすくなった訳です。
結果として<右踏み込みしにくい=両足を均等に使ってクランクを回す動きがしやすい>となり、左右の足裏の感覚とクランクの回し加減でバランスや方向性をコントロールする感じが掴めたようです。


という訳で、今回の大きな開眼のポイントとは、一輪車のコントロール方法を、
<利き足で踏み込む動作→両足でクランクを回転する動作>
へと移行する事ができたという事で、これが左右ターンのアンバランス状態を解決する決め手となったのでした。




一輪車でもトライアルでも、「上体の力を抜いて下半身の力を使う」ことは大切だと頭では分かっていましたが、これほど上体の力が下半身に悪影響を及ぼしているとまでは思いもしませんでした。


トライアルでも一度、とことん「ステップの上にただまっすぐ立っているだけ」「ハンドルにそっと手を添えているだけ」という乗り方を試してみれば、何か新たに発見できるかも知れません。
もしかすると、上体をリラックスして乗れば乗るほど良く曲がり、良く越え、良く登るようになるのかな?
さっそく今度試してみようと思います。