ママチャリ

通勤でママチャリに乗っているのですが、この秋から意識してチャレンジしている事があります。


それは、路側帯の白線走り。
「なんだ、そんな事か…」と侮るなかれ。
こんな練習にも奥深い境地が隠されているのです。(笑)


白線の幅は20センチ程度でしょうか、直線あり、カーブありで、練習向きの白線が通勤ルートには何箇所かあるのです。
自転車ではちょっとふらついてもすぐに外れてしまう狭さですから、最初のうちは白線からタイヤを外さないように上半身が忙しく左右に動いていました。
ハンドルも、いろんな方向へ力を入れることで、バランスを取り戻す要領を掴み、何日かすると、やがてふらつきも減ってきました。


そんな折、ある日「上体の力を抜く」というテーマを掲げてみました。
もちろん、急にそんな事をしたら途端にふらつきはひどくなり、白線をたどるのが難しくなります。
でも、「上体の力を抜いて、下半身だけでバランスを保つようにできないのか?」を試すつもりで、その後も続けてみました。
すると、上体の力を抜き、ハンドルに軽く手を添えているだけでも、次第に白線から外れるふらつきが減り、日によってはほとんど白線を外さずにトレースできるようになりました。


この経緯を振り返ってみてわかった事があります。
それは、
●下半身がうまく使えなくてふらつく分を上半身で修正していると、いつまでも下半身のバランス能力が養えない。
●上半身でバランス修正する動作そのものも、実はふらつきの原因になっている。
●上半身を使わない乗り方に変えた当初は、ふらついてうまく操作できず、つい上半身も使う方法に戻りたくなる。
●下半身でバランスを保つには、上半身を静かに楽にし、心を平穏にして下半身の真上を保つ。
●否定的思考や怖れ・不安は、なみなみと注がれてコップの淵から盛り上がった水と同じ。ただ、ていねいにコップを持つことだけに意識を保てばそう簡単に水がこぼれることはない。バランスも然り。落ち着いて状況把握し、ていねいに自転車を操れば白線が広くなる。


ちなみに、これは片足立ちトレーニングにもそのまま当てはまります。

おそらくウィリー走行にもかなり当てはまるのではないかと思うので、今後の練習で試してみようと思います。


ただし、自転車で白線走りを試される時は、くれぐれも安全第一で!