近畿選手権第4戦(猪名川)

前日は荒れ模様の天気でしたが、なんとか大会前夜に雨も上がりました。
しかし朝から突風が吹き荒れ、まるで台風接近中のような雰囲気の中、猪名川を目指しました。


会場は四方を山に囲まれている地形なので風は遮られているものの、たっぷり水を含んだ猪名川の泥が選手たちを歓迎していました。(笑)


支度を済ませ、早速下見開始。



1セクです。
ここがNBのスタートセクションになりました。
NBラインは20mも無いような短いセクションですが、狭い溝の地形がライダーの自由を奪い、ミスを誘います。









2セクです。
ヌルヌルの斜面を横切るセクションです。
IBは助走のないところからいきなりヒルクライムで画像の上の方まで上がるのですが、多くの選手がここで力尽きていました。









後半ではNAラインの丸太越えで、多くの選手が力尽きていました。
NBにとってはクリーンセクションですが、他のクラスでは厳しい関門だったようです。









4セクです。
後半、沢を渡って反対側の斜面は、息を抜けないきわどいターンの連続でした。









5セクです。
長い沢で、NBはテープ内ならどこでもOKなのですが、そのせいでかえってラインに悩みます。









最後の方は曲がりくねってライダーのミスを誘います。







6セクです。
これも長くてさらに傾斜が強まります。
しかも岩のサイズも大きめです。











後半はこんな状況です。(苦笑)









ヌルヌル斜面の7セクです。
赤黒のバイクの向こう側が、とくにひどいぬかるみでなおかつ向き変えしなければならず、大変です。
1ラップ目、ここで足を付いてもがくように向き変えしていると、バックの5点を取られてしまいました。(涙)









8セクです。
沢を渡ってインしたらすぐにまた沢に戻され、ターンして再上陸します。









その先にはオフキャンバーでフロントが左に逃げそうな状況からの右根っこ越えという手厳しいターンが待ち構えています。









9セクです。
インから急降下で沢に降りてターンから上陸。









上陸後、根っこや石の出ている崩れやすい急傾斜でキャンバーターン。
いかにもリアが流れそうな気がして気持ち悪いです。









10セクです。
こちらは水量が多い沢で、ガレのターンもたっぷりあります。








今回の大会は、全日本と同じく、通産ポイントの多い選手程スタートが遅くなる順番で1分おきにスタートし、セクションも1セクから順番に回るという方式でした。




スコアカードから振り返ってみると、

クリーン×16、1点×12、2点×0、3点×0、5点×2で、減点合計22点。NB38台中11位でした。


残念な事に1ラップ目が14点。 2、3ラップ目は挽回してそれぞれ4点。
1ラップ目にもったいない5点が二つあり、それが最後まで響きました。
5点の内訳は、1セクでうっかり白マーカーに接触してしまったこと。
そして7セクでリア振りに失敗してヌルヌルに手こずりバックを取られたこと。
いずれももう少し慎重さがあれば防げたミスだけに、実にもったいない5点でした。(;_:)


今回のNBセクションは、7セク以外はクリーンを狙えるレベルだったので、38名中、21名が、いずれかのラップで一桁減点をマークする大接戦となりました。
なので1ラップ目の減点14点で上位進出が絶望的となったのですが、2度の失敗でも、直後のトライではクリーンを出すなど、動揺することなく気持ちの切り替えができたので、2、3ラップ目をそれぞれ4点で回ることができたのは、ある意味大きな収穫だったと思います。


また、今回はいつも多用する2速ではなく、ほとんど1速で走ったのですが、そのせいなのか走りがぎこちなくてカッチカチ!でした。
自分でも「乗れていないなぁ…」と思うほど酷かったので、よくこのスコアで済んだなぁと我ながら感心しています。(苦笑)




技術的な課題としては、ぬかるみやガレ・沢での練習をもっとせねばいかん!と痛感しました。