'09夏のカブツーリング(その3)

峠を下ればそこは開田高原
開田蕎麦が待っています。(笑)









下りきってすぐ、のどかな川沿いに良い雰囲気の蕎麦屋を発見。
看板の文字もすっかりかすれ、ひなびた雰囲気が◎です。(^^)
しかも、ひなびたというよりも、くたびれたというか、もう廃業したような雰囲気さえ漂っています…。


「準備中」の立て看板やすだれの新しさから見るに、どうやら蕎麦屋としてはまだ営業しているけど、今日は定休日なのでしょう、たぶん。(笑)









少し先のスタンドで、先にカブの腹ごしらえをしておくことにしました。
そこで「お勧めの蕎麦屋はどこですか〜?」と尋ねて、教えてもらった店へ行く事にしました。
その店がこれ。
「旅館 おおめ」です。









旅館ですが、本格的な蕎麦屋でもあります。
古びた広間の窓際でくつろぎ、流れてくる高原の風を感じながら蕎麦が運ばれてくるのを待ちます…。
後からやってきた親子連れは、木曽馬の牧場で乗馬体験をしてきたらしく「お馬さんに乗って楽しかったね♪」と話しています。


なんとものどかでほのぼのとした一時…


先に出された漬物の美味しいこと!!
それがそば茶とまた絶妙に合います。(^^)
注文した「大盛りざる蕎麦」が来るまで15分ほど待たされるのですが、この「間」にすら価値がありました♪


もちろん、主役の蕎麦は、まさに「開田高原の自然のめぐみ」そのものの味でした!









昼食の後、次の目的地を目指して山の方向へ向かいます。









どうもろこし畑の前で、とれたてが直売されています。
私もお土産で買っておけば良かったなぁ、と、今になって後悔。(笑)









蕎麦畑です。

























ススキの穂が出ています。
もう高原は秋の気配が漂っていました。









開田高原の歴史を感じさせる民家です。
とても雰囲気が良くて、開田高原に根を下して暮らす生活感が、何とも味わい深い情景です。
木造平屋建て、赤い屋根がせり出して軒下が広く、雪よけ雨よけのスペースになっています。
そして冬越しに備えて薪もたっぷり蓄えられています。
古い民家は、みな同じような姿をしています。









薪小屋です。
う〜ん、「小屋」ではなく「倉」かな?
ここまですごいものは見たことがありません!
おそらく近隣の数軒が共同で蓄えているのでしょう。
暑い夏にはもう冬の備えができているのですね。









今日のもう一つの目的は林道走行です!


昨年乗鞍側からアプローチして通行止めだった「月夜沢林道」に、今回は開田側から挑みます。(^^)









山あいにさしかかると、すぐにダートが始まりました。









抜群の雰囲気です♪
このまま走破できるでしょうか?









少し走ると、あら、、、
やっぱり作業による通行止めの表示が…









その先で、道幅一杯に作業が行われていました。
2本の木が切り倒されて通行止めのゲートになっていました!


全線走破の目標は今年も果たせず、来年に持ち越しです。
あきらめませんよ!p(^^)q



さて、この時点で出発から10時間経過。
素晴らしい光景にたくさん出会い、天気にも恵まれ、もう大満足です。
時刻はまだ1時半を回ったところですが、そろそろ御嶽山の反対側にある今夜の宿を目指すことにします。








その4へ続く