バンクーバーオリンピック

前回の冬季オリンピックは、普通に日本選手の活躍を応援したり、競技の迫力を楽しんでいました。


でも、その直後からトライアルを始めて、1年後には近畿選手権にも参戦。
今では、私も一応「現役のアスリート」です。(笑)




取り柄の少ないおやじライダーな私ですが、それでも今回の冬季オリンピックをアスリートの眼で観ている自分がいたりします。




例えばスキーのジャンプ競技
飛距離のカギを握っているのは踏切りの瞬間ですが、100分の3秒しかない踏切りのタイミングを捉え、踏み切ってからのフォームの安定感を生みだす要素は、バランス能力だそうです。


現在スキージャンプ界で世界のトップに君臨しているのはスイスのシモン・アマンという選手ですが、体格的にも筋力的にも恵まれないこの選手の強さの秘密は、独特のバランストレーニングにあるとTVで紹介されていました。


なぜかと言えば、微妙な重心の揺らぎが踏切りのタイミングを狂わせ、蹴りの効率も下げる要因になっていること。そして脚の左右の筋力バランスの乱れはフォームの安定を乱すことに繋がるからだそうです。






これをトライアルのステアの踏切に当てはめてみると、
踏切る際のバランスの揺らぎは踏切りのタイミングを狂わせるし、ステップをしっかり踏み込めない分、サスの沈み込みが不足して上昇力をロスする。そして脚の左右の筋力バランスの乱れは踏切り後のふらつきとなる。
ということになります。


もしそうだとすれば、踏切りのバランスを良くするための練習というものがあっても良いかも知れません。




例えば、
・壁(立木)に向かってゆっくり進み、高さ50〜60センチの高さにフロントを刺してセミで止まる。
この練習によって壁に近づく焦りをなくせるし、バランスの乱れはフロントを刺してみればすぐに判ります。


・太さ20〜30センチのツルツル丸太ギリギリからゼロ発進し、リアタイヤで跳ねてまっすぐ跳び越す。
この練習だと踏み込みと跳ねるタイミングを掴めるし、左右の脚筋力やバランスの乱れも判ります。






明日の練習で試してみようと思います。(^^)