ガースー黒光りトライアル大会 第二戦 (その3)

<6セク>1-5-5

このセクションも、結果から見れば、今大会のクリーンセクションだったようです。


沢の中からスタートして、一旦右斜面へ上がって(黄色または水色)下り、再び沢を横切ります。
沢を横切る時に、細丸太を越えるのですが、気を付けていても結構ツルリ、とやられてしまうので要注意。



後半は岩盤ゾーンに駆け上ってターンします。


1ラップ目は前半のターンも後半の岩盤も読み通り。
最後に一つ迷い足が出てクリーンを逃してしまいましたが、これが本日4番目の上出来トライでした♪


2ラップ目はラインを間違ってどうにかカバーしたものの、岩盤の登りきったところでミス。
着いた足が滑ってバイクごと転落寸前にバイクを放り投げたら、数メーターバイクが吹っ飛び岩場に激しく落下。
絶対バイクが壊れたと思いましたが、ブレーキペダルが軽くゆがんだ程度で、奇跡的にダメージが少なくて助かりました。
(もしやこれは、「ラッキー姉さん」ステッカーのご利益か!?)


3ラップ目は並んでいたライダーが次々と水色のラインへ行くので、私もついつられて行ったら、上がれずにバックで5点。
試合運びが下手って言うより、むしろ自滅ですからもう最悪です。(>_<)








<7セク>5-2-5

短いセクションですが、問題はこの後半。
「S字V溝」です。
もちろん、溝の底には大きな石や根っこが出ていて止まるとバタバタです。
バイクの内輪差を考えても、普通に通れないこのライン。


たまたま健ちゃんが来てトライするところに出くわしたので、目を皿のようにして観察。

フローティングターンするのと同じ要領で、高い位置にフロントを沿わせてなめらかに切り返し、
何事もないかのようにクリーン!


それを私もまねて見たら、なんときれいに溝を通過できたではありませんか。
でも、その先の根っこにステップをひっかけ、もがいているうちにタイムアウト。(>_<)


2ラップ目はさらにスムーズに根っこゾーンまで上がりきり、出口手前で惜しくも2点。
これが本日3番目の上出来トライとなりました♪



ところが3ラップ目に引っかかってしまい、その時止まった場所が悪くて、→の石でチェーンが押されて外れてしまいました。(>_<)
トライ前にチェーンが外れたライダーがいて、「ここでは何人もチェーンが外れているよ」と教えてもらっていたのに、まさか自分までそうなるとは…。


チェーンが外れた時点で8,9,10の3セクションが残っていたのですが、残り時間がわずかだったので、カードを持って申告5点で回り、そのままカード提出となりました。(;_;)








<8セク>5-5-5

雨の日にはありえないだろうと思っていた名物ヒルクライムが、なんと最高地点まで一気登りの最強バージョンで出ていました。(゚ o゚;)!



下から見上げたところ。

ほとんどの選手はここを登り切れず…。
ニュルニュルの赤土です。

それでも数名の選手はアウトまでたどり着いています!(拍手)


このセクションは、私には歯が立たないと判断。
体力と時間を浪費して他のセクションにしわ寄せがこないようにするためにも、ここは3ラップ申告5点に。
トライアル人生初の、完全エスケープセクションとなりました。(>_<)








<9セク>3-3-5

南大阪名物、根っこゾーンです。



圧巻のV字ターンです!
しかも下りから登りへの切り替わりです。
ここは2点以内のスコアは出せないと判断。
タイムオーバーを警戒してバタ足で脱出しました。


3ラップ目はチェーン外れによるエスケープ。








<10セク>5-1-5
今回はNA以上だけに使われたセクションです。
NBの頃なら、「9セクションに減ってラッキー♪」などと思っていたのですが、
これからは、厳しい洗礼を受けなければなりません。(>_<)


だからでしょうか、1ラップの下見中、岩で足を滑らせ転倒した時に右太もも外側を激打ち!
治ったばかりの太ももをまた痛めてしまいました。(;_;)



不気味な枯れ沢から連続ステア風の岩盤クライムが待ち受けています。



NBの時に、傘をさした黒いウェアの選手のあたりまで登るセクションがあったので、その時は
「ローギアで、絶対アクセルを戻さない!」とだけ考えて、恐怖に気持ちが折れないように大声を出しながら登った記憶があります。


今回はさらにその上まで上がるので、恐怖感も5割増しですが、
「2速で、二つ目の岩の盛り上がりに入る勢いを考えて走る」と、
ちょっとだけ攻略っぽい事を考えながらトライ。



岩が迫ってくるとこの迫力でそそり立って見えるのですが、1・2ラップ共にスムーズに登りきることができました。
1ラップ目は3点だったような気がするのですが、5点になった原因が思い出せません。
2ラップ目はあわやクリーンのチョン足で惜しくも1点。
このセクションも苦戦する選手が多かったので、本日2番目の上出来トライでした。


3ラップ目はチェーン外れによるエスケープ。








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スコアは、、

クリーン×0、1点×4、2点×1、3点×12、5点×13、合計107点、出走19台中、18位でした。


という訳で、初の3ケタ得点です。
ゴルフでもこのスコアではもの足りないですね。(笑)




実は、
・スタートしてすぐにリアブレーキがエア噛みしたみたいに効かなくなってしまい、そのままトライしていました。
 (1セクの下りの転倒につながった)
・1ラップ目10セク下見で太もも強打してから、膝を曲げるのが辛くなってしまいました。
 (タイツ脱ぐときに擦り傷が張り付いていました。翌日以降、階段が辛くて…)


これはいずれも自分の不注意が招いた事ですから、言い訳にはなりません。なんともお馬鹿な私です。(>_<)


さて、それ以外の反省です。


<良かった点>
・雨セッティング(フロントイニシャル強め、前後ダンパー効かせる)で、好感触だった。
・カッパとグローブを2セット用意しておいたのは正解。
・2セクや7セク10セクで好スコアが出せた。
・今の実力から判断して、申告5点や足つきを使い、無駄な体力消耗を避けたので、雨の中、体力が最後まで維持できた。
・非常に厳しいセクションばかりだったが、成績に関係なくトライに集中し、トライを楽しみ、失敗しても笑って次のセクションへ向かえた。
 (5点を取っても、オブザーバーや観客から「楽しそうやねぇ!」と何度か声を掛けられた。)
・雨の日はリアゲートのところで洗車できるので、洗車機を持参したのは正解。タイヤもきれいな状態で積んで帰れた。


<助かった点>
・バイクを岩場に投げてクラッチレバーに激しい衝撃が加わったが、折れないタイプのレバーを使っていたので、交換の必要もなく、そのまま競技を続けられた。


<失敗・問題点・課題>
・ブレーキの整備不良。(ペダルピボットのボルトが緩んでいてブレーキが効かなくなっていた!)
・下見の時、岩場で足を滑らせ転倒し、太もも強打。その後、膝の曲げ伸ばしが痛くて辛かった。→太ももパッドの必要性!
・雨の日はブーツと靴下も2セット用意できれば快適度がかなり違ってくるはず。
フェンダーに腰をおろしてパンツまで濡れたので、カッパズボンも必要。(半ズボンタイプならなお良いカモ?)
・雨の経験不足、グローブやブーツが濡れているだけでも気力が萎えてくる。「お坊ちゃまトライアル」ではなく、より「ワイルドなトライアル」を心がける。
・まだまだ練習よりも大会の方が難しいというセクションが多い。








今回私は19台中18台という順位でしたが、上位陣は50〜60点台の争いを展開していました。
みなさん、本当にすごいと心から思います。(^^)


私も、どうせ楽しむなら少しでも良いスコアが出せるようになりたいですし、今回多くの課題が発見できたので、それらに取り組んで一つ一つコツコツとクリアーしていきたいと思います。




うまく表現できませんが、トライアルに対する見方・考え方に大きなインパクトを受けた、、、そんな今回の大会でした。(^^)




出場選手ならびに大会関係者の皆さん、お疲れさまでした。








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この日、スーパーラッキーなさそり座の私は、幸運のキーワード「インドア」の真逆を行ってしまいました。
まあ、運で成績が良くなるわけでもないので、それはともかく、


<不運かも>→ふともも激打ち。チェーン外れ。
<幸運かも>→バイク岩場で投げても壊れなかった。雨でも成績悪くても楽しめたし収穫もあった。健ちゃんブログの画像(ボルト)に写っていた。(笑)






まあ、幸運のキーワードの真逆なら、こんなものでしょうね。(笑)