ガースー黒光りトライアル大会 第4戦

猪名川で行われた近畿選手権に参戦してきました。


前回もこの会場でしたが、天気のコンディションまで前回と同じく、朝は霜が降りるほど冷え込み、
その後はグングン気温が上昇。昼前には半袖で過ごせる初夏の暑さになるなど、寒暖の差が激しい一日でした。


今回の大会も10セクション2ラップの計20セクションです。
スタミナが足りない私にはNAセクションはきついので、本当に助かります。







<1セク>5-3

3つあるステアの手前は全て鋭角のターンで振りが必要です。
下見をしている選手からは、狭くて抜け方が見つからない!という声も聞こえてきます。
もちろん、私も全く同感でした。(>_<)


本番では、もちろん私は足つきを使いまくってステアを超える事とタイムオーバーにならない事を優先。

NB時代は迂回していたこの大岩をとうとう越えなくてはいけない事になってしまいました。(>_<)
短い助走を目一杯かせぎ、なんとか落ちずに済みましたが、目の前に迫ると私にはすごい重圧でした。







そして出口寸前のステアは、ここまでたどり着いた選手を振り落とすためとしか思えないほど、手前がタイトなスペース。
案の定、1ラップ目はここまでたどり着いたものの、上がれず、バックで派手に転倒してしまいました。(>_<)






<2セク>3-0

ここでも、まともに2段ステアで超えなければならない岩へ立ち向かわねばなりません。(>_<)







登り傾斜なので、見た目には結構高さを感じてビビってしまいます!


怖くてトライする決心がつくまで時間がかかりました。(>_<)


でも、先に成功したNさんのアドバイスを受け、ダメ元で突進したら、運良く2ラップともに超える事ができました。


ところが、超えてすぐにすごくタイトな右ターンが待ち構えています。
2段ステアを超えるだけでも大変なのに、曲がりきれない危険性が高いというポイントです。
私は2度共、危うくテープを越えそうになりました。(>_<)







そして沢に下ってUターンし、岩を越えて蛇行ラインのヒルクライムでアウトです。
2ラップ目はまさかのクリーンを出すことができました!(^^)







<3セク>3-3

ここは出口手前の登り傾斜からそのまま頂点の岩へと上がるラインがあり、これが怖くて
なかなかトライする決心がつきませんでした。(>_<)







岩が不規則に集まっている中を越えていくラインは苦手です。






最後のステアの画像はありませんが、きつくて滑る斜面の上にあるステアは、空に向かって見上げるような位置にあり、1ラップ目は登り斜面でタイヤが流れて速度が乗らず、肝を冷やしました。(>_<)






<4セク>1-0

インして左へ下り、そこから再び上がる時にツルツル丸太を越えます。







できるだけ勢いをつけたいのに、右へ曲がりながら上がるラインなので、リアを流してしまい、この罠にはまってしまいます。(>_<)







最後は木の根元にフロントを乗せてターンを処理します。






<5セク>1-0

細い沢を登ります。







溝のような地形で、つい足が出やすいポイントの連続です。






<6セク>3-3

ここは見た目以上にあなどれない手ごわさのセクションでした。







狭いキャンバーターンからこの丸太ステアをどう越えるかで苦労しました。







最後の短いヒルクライムを確実に登るためにう回路をたどりました。






<7セク>1-0

このセクションは、ターンからヒルクライムに移るポイントが滑りやすく、わかっていてもつい1点ついてしまいやすいセクションでした。






<8セク>0-2








私の苦手な斜面ですが、今回は気合でクリーンも出せました。(^^)






<9セク>5-2
残念ながら画像撮れませんでした。
ステアとターンが密度高くレイアウトされたセクションで、見た目以上に難しいセクションでした。(>_<)






<10セク>0-1

前回大会でも使われたセクションなので、その時のラインで行けました。









今回は怖いステアが多く、緊張と力みのせいで、手が震えて握力もどんどん低下。
おそらくトライ中は息も止めているのか、息苦しさもいつも以上でした。


そんな状態で、下見の多い1ラップ目はともかく、2ラップ目は深呼吸したり腕を振ったりして、残り少ない体力をやりくり。
どうにかこうにか最後までもたせることができました。


とにかく怪我なく無事で走りきることができたのが何よりでした。




スコアカードから振り返ってみると…

クリーン×6、 1点×4、 2点×2、 3点×6、 5点×2、 減点合計36点で、
NAクラス17人中、4位でした。




まさか私が4位になれるなんて、何かの間違いではないかと思うのですが、表彰式で呼ばれてトロフィーまでもらってしまい、周りの皆さんから握手されたりと、思いがけず夢のような気分をさせて頂きました。(^^ゞ





今回、上位陣の成績は、優勝のOさんが32点で、2位のSさんが33点、3位のYさんが35点、私が36点で、5位のNさんは37点、6位のHさんが38点など、10点以内に8人がひしめく大接戦!だったようです。


そんな争いの中に加わることができたなんて、いまだに信じられません…。


今回、練習仲間が近畿戦の見学に来ていて、私の応援もしてもらえたのが力になったのは間違いありません。
ありがとうございました。(^^)/






しかし、今回たまたま無事で成績も良かったとは言うものの、実際の練習で経験したことのない怖さのステアもあるなど、練習よりも難しいラインがいくつもあったので、これはとてもマズイと思います。


これまでもそうでしたが、今後もやはり大会で出てくるセクションや、それ以上の高さのレベルを練習で経験しておかないといつか大会で大怪我をしてしまうでしょう。


安全を確保しつつ、いかに練習のレベルを上げていくかという難題と、いかに体力消耗を抑えた試合運びができるかという二つのテーマに力をいれなければいけないとつくづく感じた今回の大会でした。