全日本猪名川大会

これまで全日本の大会はビデオでしか観たことがありませんでした。


という訳で、今回は初の全日本「生」観戦です。(笑)




観戦では、ビデオ撮影はせず、しっかり肉眼で見届けると決めていたので
今回はカメラもあえて持参しません。




本当は選手のトライをみる合間に会場の雰囲気も撮りたいなと思っていたのですが、
あまりの風雨の激しさにそれも断念。(>_<)




悪天候対策は万全で、マリンブーツにカッパのズボン、上はポンチョで頭には
Araiの笠(笑)をかぶったので、頭からつま先までほとんどぬらさず快適に過ごせ
ました。(^^)


そして座る場所がないので、その対策として一本足の「どこでも椅子」を製作。
これを紐で体にくくり、おしりにぶら下げていたので、手ぶらで歩き回れるし、
どこでも腰をおろして観戦したり食事ができるしで、これまた快適でした♪




さて、
生観戦の感想はと言えば、さすが全日本。会場に漂う雰囲気が違いますね!




特に険しい谷筋の4〜5セクがそうだったのですが、
複数のエンジン音が混ざり合って、あたかも地底から湧きおこる地響きのような音が
聞こえてくるのです!


それはもう、不気味ささえ感じる鳥肌が立つようなうなりでした!!Σ(゚ o゚;)!!




そこにいる選手の様子と言えば、ずぶ濡れドロドロになりながらも行進し続ける
地獄の巡礼さながらでした。






岩に足を滑らせ、絶壁に阻まれ、時にはマシンとともに泥の斜面を滑り落ち、
それでも再び立ちあがり、マシンを押し上げ、、、


イン待ちの先頭が近付いてきたら、両手を濁った沢の水に突っ込んでグローブの
泥を落とし、そして再び次のセクションへと向かってゆく、、、。






見ていて、最初は「きつすぎるで〜」「よりによってこんなコンディションとはなぁ〜」
と思っていたのですが、


それが次第に、


「いや、そう思う自分こそ、みみっちぃトライアルで自己満足しているだけなのかなぁ?」


とか、


「雨やドロドロが気にならないというか、それが得意な位になったら、この状況を
喜べるようになるのかも?」


とか、いろいろ考えさせられました。






もちろん、トップクラスの次元では、もう、「神の領域」としか表現できない走りを
目の当たりにして、これまたいろいろと考えさせられ、そしていろいろな意味で、
得る物がありました。




本当に観に行って良かったです!