'10 夏のカブツーリング (その2)

ザーザー降りの雨の中、再びカッパを着こんでK'sデンキを出発。


台風の影響という事もあり、山間部では降ったり晴れたりが目まぐるしく入れ替わります。
なので、今回はカッパとの長いおつきあいになる事も間違いないでしょう。


ふつう、ツーリングで雨に見舞われたら、早く回復してくれる事を祈りますが、
今回は接近中の台風なので、もう回復の見込みも薄いですね。





晴れてほしかったのですが、、、もうそんな未練はきれいさっぱり捨ててしまいましょう!
雨でテンションが下がってしまうようではツーリングライダーの名折れというもの。p(^^)q


ここに「前向キング」がいれば、
「雨の中を走らなくてはいけないのではない、雨の中を走らせてもらえるのだ!」
とのたまうのでしょうか。(笑)


わざわざバイクでロングツーリングするのですから、雨でも楽しんだ者勝ち! ですね。(^^)


それどころか、
トライアルの練習仲間には、一人で世界に飛び出して、想像を絶する壮大な旅を成し遂げている
お方もいらっしゃいます。


そのお方から見れば、私のツーリングなど、家の庭を散歩している程度にすぎませんな。(笑)





などと、走りながら、思いを巡らせる…
物思いに耽りながら、のんびり走るツーリングもカブならではの味わいです。





「さるぼぼ薬局」 (笑)





飛騨川の支流をまたぐ橋からの眺めも見事です。





お気に入りの県道88号線は、高山本線と並走しています。





単線の線路を見ると、旅情を感じてしまう私にとっては、
旅気分が最高に味わえるルートです。(^^)





運良く列車の通過も見ることができました♪





飛騨小阪駅です。





ここで県道88号線と飛騨川に別れを告げます。





そして御嶽山方面へと標高を上げていきます。





沿道の看板。
ネーミングや全体の雰囲気から、古びた小さな旅館をイメージしていました。


後でネットで調べてみると、あららどうして、
とても立派な旅館で、HPには女将のブログもありました。





ここから先は山奥へと分け入る予定なので、道の駅で小休止。





K'sデンキを出てすぐに雨雲を抜け、
それ以後はほとんど降られずにここまで来ることができました。


ツーリング専用のリアサス、
ツーリングだけに使うので、まだまだダンパーのヘタリはありません。
交換前の抜けたサスと比べると、ダンパーの存在感とその機能が明らかに体感できます。
同じギャップを越えても、ヘタっていないサスは、一瞬で衝撃を吸収してしまいます。





お昼時だったので、渓流を眺めながらのみたらし団子。
ホッとするツーリングのひと時。
これがまたよいのですね。(^^)





目的地の別荘も近いので、この先は寄り道気分でルートを選ぶ事に。
まずは「巌立峡」を目指します。





道沿いに多く見かけたのが「タマアジサイ」。
野生の紫陽花ですね。





御嶽山の麓なので、このあたりの岩は全て溶岩です。
その溶岩が冷えて固まる時に、収縮によって生じた亀裂が模様となって浮きあがっています。
いわゆる「柱状節理」です。





そしてこれが「巌立峡」。
御嶽山が大昔、活発に活動していた頃の地中のマグマが固まり、
やがて気の遠くなるような年月を経て地表に現れたのでしょう。





橋の上からの絶景です!









はるか下に見下ろす渓谷沿いには、いくつもの滝があって、「小坂の滝巡り」という
観光名所になっているようです。





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