'10 夏のカブツーリング (その4)
二日目の朝です。
昨夜は布団を一枚かぶって寝たら丁度よい涼しさで、熟睡できました。
目覚めて一瞬、ここはどこ?
って思いましたが(笑)、
かすかな川のせせらぎと鳥のさえずりが、すぐに思い出させてくれました。
ここはスキー場も近く、冬は白銀の世界になります。
なので、立派な薪ストーブが設えてあります。
なんとも絵になりますね。
画像には写っていませんが、左の壁にはゼンマイ式の古い振り子時計が掛っています。
これは私が以前オーナーにプレゼントしたものですが、
明治時代に作られたもので、保証書もちゃんと付いています。
なんと100年以上前のものなんですが、今でも現役で元気に働いています。
私が手に入れた時は、ゼンマイをいっぱい巻いてもすぐに止まってしまう状態でしたが、
試しにオイル添加剤の「ミリテック・ワン」をギアや軸受けに塗ってみたところ、
何事もなかったかのように動き始めた! というエピソードがあります。
私は古いメカが大好きなので、この時計にも癒されていたのですが、
カミサンや娘からは、時報の音が不気味だのコチコチ音が怖いだの不評で、
せっかく直したのに使えないという状態になっていました、、、。
で、思い付いたのがこのログハウスでした。
自然に囲まれたログハウスの中で聞く振り子時計の音は、まさにピッタリの相性です。(^^)
ましてや古典的な薪ストーブと並んでいると、本当に絵になります。
別荘の外に出てみると、、、
とっても快適で、空気のうまいこと!!(^O^)
このあたりにハンモックを吊ってうたた寝したら最高でしょうね。
この日は奥穂高か上高地に行ってみるつもりでした。
でも、台風が接近中です。
青空が見えていても、天気は不安定ですし、高い山は雲に隠れてしまって
見ることも叶わないでしょう。
なので、今日はカブのお出かけはなしにして、このままゆっくり
休んでもらう事にしました。
で、私はオーナー氏と行動を共にすることにして、車で高山の市街地まで出動!
リンゴ畑の横を通り、
「美女街道」に入って
「飛騨ふるさとトンネル」を抜けて高山市街地へ。
まずホームセンター「バロー」で材木や防腐塗料、ノコギリその他を調達します。
買い物の後は行列のできる噂の中華そば店へ。
味は、ラーメンではなく、たしかに「中華そば」でした。
最初はあまりインパクトがありませんが、半分を越えたあたりからだんだん
おいしく感じられるようになってくる不思議な味でした。
最後に薪ストーブの専門店に寄りました。
店内は大小様々な薪ストーブがディスプレイされ、とてもよい雰囲気でした。
別荘に戻ると、本日の作業に取り掛かります。
その作業とは、
別荘の屋根近くに張り出した枝の切り落としです。
ただ枝を切るだけなのですが、背の高い別荘の屋根と同じ高さの作業です。
しかも、斜面の低い位置から生えている木ですから、根元から枝までの高さたるや
7〜10mもあります!
しかも、手がかり足がかりになる枝がなくて簡単には登れません。
そこで、知恵を絞って考案したのがこの方法。
私はサポート要員として、資材や道具をオーナーに渡していきます。
もし落下しようものなら大怪我ですから、安全に作業できるよう、
足場の位置や作業姿勢などの指示もします。
時折意地悪な通り雨がきて作業が中断することもありますが、降れば降ったで
のんびり、晴れれば続きを頑張ろう!(^^) の、お天気次第の作業もなかなか良いもの。
全ては自然のペースでゆったりと流れていきます。
最後に木のはしごを直接幹にビス止めして、目のくらむような高さへと
登りつめ、無事に3本の枝を切り落とすことができました。
作業を終えると、幹に取り付けた足場も撤去。
切った枝は、薪にするため小枝や葉っぱを取り払い、電動丸のこなどで
40センチにカット。
大量にできた薪をネコ車で運んで積み上げてこの日の作業は完了。
気持ちの良い汗をかいたら、10分後には温泉の湯船にゆったり浸かってリフレッシュ。
そして風呂上がりはコレ!
良く冷えたビールのうんまい事!
夕食は夏なのにおでん。
でも、ここで食べるとこれまた最高でした。(^^)
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