今日の練習



日曜が仕事だったので、代わりに今日が休みでした。




で、誰もいないIKMで寂しく練習しました。




ただ、今日は一昨日に続いてターンの改善点を繰り返し練習し自分のものにする。という
明確な目的があるので、自分の事だけに集中できる環境は好都合でした。




この冬はほとんど雨が降らないという異常な乾燥が続いたために、
練習する赤土のコブ斜面は乾ききって、磨き上げられたように滑らかでカチカチの
表面にパウダーのような土が乗っていて、ツルツル、、、。


こういう状況はものすごく滑るので、恐る恐る真っすぐのラインから登り始め、
徐々に登る速度を落としていくと、やがてリアが空回りを初めて、進まなくなります。


とりあえず滑り具合を確かめてから、一つ、二つとターンを加えていきました。




こういう時の練習は、クリーンが目的ではなく、動作やフォームが目的ですから、
たとえ失敗しようが、イメージしている動きやフォームを徹底的に行い、その結果を
もとに、良い感触が得られるまで試行錯誤を積み重ねていきます。




その結果、今回求めていたフォームと動作に関するチェックポイントが、全て両立できる
体のさばき方が見つかりました!


これまでは、このフォームを意識してもあの動作ができないとか、チェックポイントの
フォームや動作、力の入れ方などがワンピースに一体化できなかったのですが、今回は
それぞれの要素が互いに関連し合っている事を実感できるところまでたどり着けました!




実際に、その体の「さばき方」をイメージして実行するだけで、わざわざ意識しなくても
自然にチェックポイントのフォームや動きができてしまうので、その分、ライン取りや
スロットルワーク、重心位置とグリップ感覚などに集中でき、結果として今日のような
滑りやすいコンディションでも、グリップの良い時以上に成功率が上がるという、明確な
違いを実感できました。(^^)
「ああ、なるほど、こういうことだったのか!!!」という感じで、今日のような乾ききった
赤土斜面でも通用する走り方に開眼できたのは大きな収穫でした。(^^)




で、これに気を良くして、
「グリップの良い時でもクリーンが難しいこのラインはさすがに無理やろなぁ」
と思う、私のテクニックでは限界のS字登りのラインにダメ元でトライ。


ところが、このラインもチェックポイントを確実に実行することだけ考えて走ってみると、
失敗はするものの、行けそうな手ごたえが明らかにあります。


どう考えても乾ききった赤土斜面では無理だと思っていたのですが、なんと、以前グリップが
良い時以上に行けそうな感触があり、少し試行錯誤しただけで、どんどんクリーンが出始め、
時々連続クリーンが出るようになりました!


これは自分でもちょっと驚きの結果で、こういうのを「神が降りてきた」と表現するので
しょうか?(私のレベルでの話なので、ちょっと大げさですが、、(^^ゞ)




練習を始める時は、乾き過ぎで滑って練習にならないかなぁ?と心配した斜面で
面白いように登れるようになったので、これは良い意味で予想外でした。(^^)