今日の整備



フォーク右側からオイル漏れが徐々に進行していました。


漏れ始めた頃はフォークの動きが良いということで、そのままでした。
しかしフォークにオイル染みが広がり始めるに及び、このままではディスクに付着するのも時間の問題。


それ以外にも、オイルレベルが低下し、走行中にエアも漏れている?せいか、ステアを越えた先の着地でフォークが深く入り過ぎる感じも出ていました。



さすがにこれ以上放置できないと判断。
ようやく重い腰を上げてオイルシール交換と、左右フォークのオイル交換を行いました。




作業は比較的単純ですが、どうしてもオイルまみれになるのと暑いのとで、疲れました。


オイル漏れをしていたフォークのオイルレベルは30ミリ以上下がっていたので、さすがにこれでは底付き感が出るはずですね。


作業に必須の工具としては、インパクトレンチとオイルシールプッシャーが必要ですが、それさえあれば苦労するところはありません。
注意点としては、ダンパー側の左インチナーチューブは、トップキャップを外した状態で引っ張り続ければそのまま抜けてしまうので、そうならないようにストロークさせ過ぎに気をつけるのと、新品シールを傷めないように慎重に扱う位でしょうか。


新品オイルシールフリクションが大きいので、その摩擦軽減対策もちょっと気配りしてみました。



フォークオイルは、スプリング側が白く濁っていたので、もしかすると水分を吸っていた可能性がありますが、スラッジ汚れはほとんど認められませんでした。
ダンパー側は、微細なスラッジで黒く汚れていました。
スプリング側のスライドメタルは異常なし。



これでフォークもリフレッシュし、本来の性能を取り戻しました。


ステアではフォークからの反発が復活して、上がりやすくなる事に期待。
そしてターンでは余分なピッチングが減り、曲がり始めで転がしやすくなる事に期待。


果たしてそれが体感できるでしょうか?(笑)
次回の水乗りに期待です。