リアフェンダーを折ってしまいました

先日、ウィリーの練習をしていたところ、後ろへまくれてしまいました。
スタンディングフォームですから、ひょいと飛び降りてハンドルを支えたのですが、完全に竿立ち状態となったため、リアフェンダーから「バキ!」と嫌な音が、、、。


完全に折れず、フェンダーの横幅3分の1程度の亀裂で済んだのは、まだ新しくてプラスチックも劣化していなかったおかげでしょうか。
修理はパンペで磨き上げられたプラ溶接の技(笑)で、ほぼ元通りに復活できました。


しかし、TYSのシート下から長く延びるリアフェンダーのままだと、近い内にまた折ってしまうのは目に見えています。
そこで、今回のポッキリ事件を機に、具体的な対策に着手することにしました。


対策のプロジェクト名は名付けて「TYSトカゲテール化作戦」。
すなわち、折れやすいフェンダーを、2分割してしまって取り付け、ライディングでまくれてフェンダーが接地した時には、その分割部分から先端だけが外れてしまうようにする方法です。

実際、リアフェンダーをタイラップ固定して、接地した時に、フェンダーが壊れる前にタイラップが切れてしまうようにしているトラ車も多いようなので、かねてよりそのようにできないものかと思っていたのですが、きれいなリアフェンダーをバッサリと2分割するのは、、、さすがに、ね。(笑)


で、今回フェンダーがダメージを受けたのを機に、踏ん切りがついた次第です。


「トカゲテール化作戦」を実行するにあたり、考慮した点は、「フェンダーが接地するような強いダメージでは外れるが、それ以外の転倒を含む衝撃程度では簡単に外れてしまわない」という条件を満たすことと、「見た目に取付がスマートであること」の2点。
具体的には、「分割部分を接続するためのベース」が必要で、このベースをフェンダーの前半分にガッチリ固定。そして後半分は、タイラップ固定とする事にしました。
(もちろん、タイラップは消耗品なので、切れやすくなる前に頻繁に交換する事が必要となります)


ベースプレートはフェンダー裏側の曲面にピッタリフィットさせてアルミ板で制作。正確な形状加工と強度の両立は相反する課題なのですが、1mm厚の薄板を2枚使い、形状を出してから2枚をエポキシ接着剤で張り合わせる合板方式で解決。これにより、2mm単板よりも形状・強度共に上回るものができました。


出来上がったプレートはベルトサンダーで端部の形状を整えた後、穴開け。フェンダー前側とプレートにコーキング剤を縫って張り合わせ、砂や泥が入り込む隙間やぐらつきを完全に無くしておいてからリベッターで固定します。



続きはいずれまた近い内に、乞うご期待?