'09夏のカブツーリング(その5)

昨夜は爆睡で、本当に気持ちよく眠ることができました。


明け方、何度か目が覚めたのですが、部屋の外からかすかに聞こえてくる小川のせせらぎが、雨音のようにも聞こえてきます。


外が明るくなってきたので、布団から起き出して窓から外の様子をのぞいてみると…
やはりせせらぎの音でした。(^^)


目覚めたばかりのボンヤリした意識に届く水音は、心地よい目覚めの音楽のようです。
ゆっくりとデッキに出て、ひんやりとした早朝の空気を吸うと、体の中まで浄化されていくような気分。
思考を止めて、五感すべてを自然に委ねれば、しみじみと穏やかで平和な気分に満たされていきます♪










今朝の空は今にも降り出しそうなどんよりとした空模様。
雨の中を走るのは別に苦にならないのですが、雨の夜間走行だけは避けたいので、オーナーから朝食を振舞っていただいたあと、早めに出発して別荘を後にしました。


こんな物件も横目に、高原を下ってゆきます。



























飛騨小坂を過ぎると、お気に入りの県道88号線を辿ります。


















目指す方向の山には雲が低く垂れこめています。









山の中へとさしかかると、路面がハーフウェットで、時折ポツリ、ポツリと水滴も落ちてきました。









せせらぎ街道に入ると、いよいよ深い峡谷地帯です。
川筋や山の斜面に霧が立ち込め、水墨画のような幽玄な雰囲気があります。
雨は霧雨程度で、カッパを着ていれば全く苦にならない程度でした。(^^)



























降られたのは小一時間程度でしょうか、郡上八幡を過ぎるともう降っていませんでした。
長良川に沿って南下します。









美濃市で、「うだつの街並み」という標識が一瞬視界を通り過ぎました。
「きっと風情のある景色があるに違いない」と判断して左折してみました。









判断は正解でした。(^^)


美濃市美濃町伝統的建造物群保存地区」です。
時代劇のような街並みがズラリと続いています。
路面のアスファルトがちょっと残念ですが、良い雰囲気です。(^^)



























岐阜の市街地が近づいてくると、渋滞が延々と続きます。
抜け道はないものかとナビを見ると、それらしき道路を発見。
そして一つ先の交差点で右折する車が数台…。


「抜け道だ!」ほぼ確信してその車に続くと、正解でした!(^^)
抜け道は長良川の堤防上を延びており、岐阜の市街地まで快走♪









昨年は暑かった岐阜市街ですが、どんより曇っていてラッキーでした。









岐阜→大垣→関ヶ原米原彦根と、退屈な区間を淡々と走破。
近江グリーンバイパスで夏の日差しが照りつけてきました。
この道は広大な田んぼが広がり、西日をさえぎるものが無くて暑さがこたえます。









そんな時のために今回用意した秘密兵器がこれ!
水のハンドスプレーです。
ちょっと停止した時にさっと取り出して腕や胸、グローブなどにシュッシュッ、と吹き付けると、走り出してしばらくは涼しく快適に走れました♪









日野水口グリーンバイパス」です。


























第二名神の下をくぐり抜けると、やがて…









信楽の里(別名:タヌキ村)へとさしかかります。








































































信楽を抜けると次はお茶の産地「宇治田原」です。


















最後までツーリング気分を味わいながら、明るいうちに無事帰りつくことができました。(^^)





2日目の走行距離:308km
全走行距離:687km
給油:12L
平均燃費:57km/L


なぜか昨夏よりも大幅に燃費が向上しています!
走行1万キロを超えて、ようやくエンジンにも当たりがでてきたのでしょうか?
今回も本当に快調に走ってくれました。(^^)








今回のツーリングでは、日程と天候の問題で、残念ながら御嶽山登頂は果たせませんでした。
しかし、改めてカブツーリングの良さをたっぷりと味わう事ができました。






<その1へもどる>