カブ クラッチとタペット調整

そろそろカブツーリングに出かけたくなってきました。(笑)




となると、スーパーカブC90のメンテをしなくっちゃ!
という訳で、クラッチとタペットの調整を行いました。


クラッチ調整
ご存知の通り、カブはシフトペダルを踏み込んだ時に、変速用のクラッチが切れる構造です。
クラッチの切れが悪いとシフトしづらくなります。
切れすぎるようでは、パワーを掛けた時に滑りが発生したり、
場合によってはキックしても滑ってエンジンが始動できなくなったりします。


最近、通勤で乗っていると、シフトしづらさを感じており、(特にシフトダウン時)
アクセルをうまく煽ってシビアに回転を合わせないと
シフトできなくなってきているのが気になっていました。


調整のやり方はネットで調べれば一目瞭然。


で、調整後のフィーリングはバッチリ、
シフトが軽くなりました♪


とは言っても、シフトダウンではちゃんとエンジン回転を合わせてやらないと
3速しかない超ワイドレシオのC90は、すごいエンブレでギクシャクしてしまいます。
これがカブ系エンジンにつきまとう最大の難点ですね。




でも、その難しさをテクニックでカバーするのがカブ乗りこなしの面白さだったりします。(^^)




●タペット調整
おそらく新車から1万7千キロの現在まで、一度も調整されていないはずです。
タペット音も、目立つ訳ではありませんが、確かにカチカチと聞こえます。


そこで、とりあえず点検を兼ねて調整することにしました。


測定してみると、吸気側は規定値である0.05ミリのシックネスゲージがスルリと入り、
リアランスがやや広め。
排気側はスルリというより、ピタリという感じでしょうか。
とりあえず、規定値が抵抗なく通ってしまうということは、若干規定値よりも広がっているようです。


ここの調整方法もネットで確認。


ただ、ここはシビアな調整が求められるので、専用の工具があったほうが良さそうです。
で、近くのアストロプロダクツで調達。


それがこれ。


使い勝手は良好でした!
シックネスゲージをはさんだまま、専用工具のつまみを指先で回して少し重く感じたところを
キープしながら、簡単にロックナットを締めることができました。
ゲージを抜く感触も、程良い引きずり感で、タペットクリアランスもバッチリ決まりやすいです。





カブの場合は、シリンダーヘッドの位置ととレッグシールドの関係でタペット調整がやりづらいようです。
で、ひらめいたアイデアが、この「Wスタンド作戦」。


画像を見ての通り、センタースタンドの下に台をかませて高くし、
カブをウィリー状態にしてしまうというものです。(笑)


これはとっても作業がやりやすくて大正解でした!
排気側のタペットカバーを開けると、そこに溜まったオイルが流れ出す、、
ということも、この方法なら起こりませんし、レッグシールドがついたままでも
どちらのタペット調整も作業しやすかったです。




●エンジンオイル交換
4月の中旬に交換したところですが、通勤で新しくできたバイパスを通るようになり、
始動後5分そこそこで70〜80km/hも出してしまうことが多くなりました。


エンジン的には、ウォーミングアップも不十分なうちに、シリンダーとピストンがいきなり
高温になってしまうような熱の偏りが生じてしまうので、これはいかがなものかなぁと、
少し気がかりでした。


ということもあり、タイミング的には早めにオイルを交換してみたのですが、
排出されたオイルはまだまだ使えそうな色をしていて一安心。
オイルの銘柄は、お気に入りの「円陣屋至高」ですが、これでますます気に入りました。


ただ、もともと柔らかめなオイルなので、真夏の気温ではややエンジンの振動が目立つ
感じもあります。




もともとトラブルの少ないバイクとは言え、やはりツーリング先で動かなくなったら
どうしよう?なんて不安要素はできるだけ取り除いておかないと、ツーリング中ずっと
それが気になってしまう私。


これでロングツーリング中も安心です。(^^)