大会を振り返って

今大会のNBクラスは、優勝スコアが5点。
その内訳は、各ラップを4-1-0で回り、なんと3ラップ目が今大会唯一のラップオールクリーンというもの。
優勝ライダーはTLMを大きなボディーアクションで操り、危なげなくクリーンを重ねての見事な逆転優勝でした。


ちなみに減点合計が一桁の選手は4名。
ラップで3点以下をマークした選手は参加30名の半数にのぼる15名!
クリーンを出しつづけないと上位に残れない神経戦でした。




●1セク
最後の大岩越え手前のターンが鍵を握っていました。岩越えは視覚的に圧迫感があり、超えてからの落差を意識してアクセルを絞ると、溝で止まってしまってバランスが保てません。ここは勢いを保って岩越えするように意識する必要がありました。
●2セク
沢の中のステアは、見た目ほど難しくありませんでした。しかし、出口手前の、沢から上る小さな岩が曲者でした。
岩を超えやすいラインだと、出口へ向きません。なので、少し難しい角度のアプローチになっても、出口へ向くライン重視で岩を超えるようにしっかりと狙いを定める必要がありました。
●3セク
いつも難関の「ミック返しの丘」も、今回はソフトな設定でした。
インして最初のターンで、うまくデコボコ岩ゾーンにアプローチできるかどうかが鍵を握っていました。
●4セク
ここが今回の最難関で、私も唯一クリーンが出せませんでした。
元々苦手意識の強い、沢と岸を行き来するラインでしたが、沢は易しかった分、岸は、浮き上がった木の根や右に詰まりやすい出口の地形が落とし穴でした。
●5セク
ほとんど通路のような短いセクション。
デコボコ岩ゾーンを直線ラインで一気に通り抜ければOK。
●6セク
窮屈でガサガサした前半の印象がプレッシャーになりますが、案外易しいライン。しかし、そこを下って右ターンを終えるあたりにある岩の出っ張りが、右に傾いて低くなったアンダーガードにジャストミートするという絶妙にいやらしい設定。
後半部分のステアは、2段ステアのラインで緑ゲートの岩まで上がれば楽勝です。
●7セク
これもほとんど通路のようなセクション。
最後にガレ岩の登りが続きますが、助走から一気に登れば楽勝です。
●8セク
最初のステア越えのラインがミスを誘い、そこで乱れやすい。タイヤ越えからS字ラインで越える最後のステアは斜めに越えられるので、見た目ほど難しくありませんでした。
●9セク
これも通路に近い感じ。最後の狭い右ターンを落ち着いて処理できれば楽勝。
●10セク
横長岩を斜めに越えるところは、落ち着いて岩の角を狙えばOK。その先の登り右ターンで狭い岩の間をうまくすり抜けるライン取りに注意すれば楽勝。


と、こんな風に書けば私が優勝してもおかしくないみたいになりますが、ところがどっこい、私がオールクリーンだったセクションは、5.7.8.9のわずか4セクション。(苦笑)
うっかり止まってバランスを崩したり、ステアでふらついてテープを超えそうになりあわてて足をついてしまったり、ちょっと強引にデコボコ岩ゾーンへ入ったとたん乱れて両足をついたり、ジャンプ気味の下りで反対側にふらついてしまったりと、つまらないミスを連発してしまいました。




今回12位での4ポイントを加えて、私のシリーズポイントは26点になりました。
今シーズンの目標が30点なので、3点のボーナスが付く最終戦でポイント圏内の15位以内に入ればとりあえず目標達成です。